これが私の仕事 |
電子回路に関する基板・材料の試験評価業務 身の回りの電子機器には、多く電子部品や材料から構成されており、開発段階から量産に至るまで、様々な角度から評価されています。評価項目は電気的・機械的・化学的な耐久性や、環境試験など多岐にわたり、自社でできない試験や客観的なデータが必要な場合に、我々のような試験機関で試験されます。通常は規格化された方法に従って試験を行い合否を判定しますが、特に開発品では既存の評価方法に囚われないことがあります。そのような場合、お客様の製品の特長を定量的なデータとして表現できるよう、評価・解析方法を共同で考えます。それには測定の経験に加えて、装置や材料、測定原理の理解が必要です。学生時代に学んだ材料の知識と入社後に培ってきた技術の要素を含んだ提案ができたときは、技術者として特にやりがいを感じます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
化学専攻から電子回路? 学生の時に化学を専攻しておりましたので、プリント基板の製造方法や基礎的な電子回路の復習から始まりました。戸惑いの反面、構成される材料の内容は化学の領域であり、製造工程や劣化による不良は化学反応によってももたらされることを知り、徐々に理解が深めていきました。入社してから3~4年が経過し、部署内で電気試験の構築がうまくいかないといった事例が発生しました。試験回路図と実際の測定系の違いを検証するため、社内のあらゆる分野の人間に協力を得ながら、試験系を分割して一つずつ理解し、最終的にどの要素に問題があるかを突き止めました。結果として、改良された試験系をお客様へ提案し、繰返し試験をご依頼いただけるようになりました。課題をみつけ、代案の試験系が組上った時は、技術者として成長を実感できました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
技術者として働く環境 学生時代に水素エネルギーに関する研究を行っておりましたが、私が就職活動をしていた当時は、このテーマについて積極的に取り組んでいる会社は今ほど多くありませんでした。そこで視野を広げ、環境やエネルギーに力を注いでいる会社を探していたところ、将来的にこの分野に関わる可能性のある試験所での働き方を知りました。面接を重ねていくうちに、規格通りの作業だけではなく、試験の工夫や社内実験・研究といった、頭を使う作業があることを知り、単純な労働力としての仕事ではないと感じました。また会社としても、生活面にも配慮された経営方針であり、若手社員にも積極的に新規事業案や研究テーマを募集するなど、一人の人間・技術者として社員を扱っていることから、無理なく仕事を続けられると感じ、最終的に入社を決意しました。 |
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これまでのキャリア |
PWB/デバイス信頼性評価事業部 試験エンジニア (現職・6年目) |