北川工業株式会社

当社事業の4本柱である「EMC設計製品」「プラスチックファスナー」「防振・緩衝・制音製品」「熱設計製品」、どれも皆さんにはあまり馴染みのない言葉だと思います。しかし、これらの対策部品は自動車やパソコンだけでなく、医療現場の精密なメディカル機器、巨大なサーバ・ネットワークを持つオフィス、ロボットや工作機械が並ぶ工場などあらゆる場所で使われており、様々な障害から機器を守る役割を果たしています。そのため当社が取引している企業も非常に多岐に渡っており、特定業界への依存はほとんどありません。景気の波に左右されにくい安定した経営基盤、それが当社の大きな強みのひとつです。

もともと工業用ゴム・ビニール製品の製造販売からスタートした当社。その後、社員のアイデアやお客様の要望に応える形で次々に新しい製品を開発し、それぞれが事業部として確立したことで現在に至ります。その過程で培ってきた研究開発力、コンサルティング力が当社のもうひとつの大きな強み。多くの競合メーカーが製品を「作る」ことに特化する中、当社はお客様が抱える悩みに対する「提案」から要望を叶える製品の「開発」、2019年にリニューアルした自社試験設備を用いた製品の「評価」に至るまでトータルソリューションの提供が可能。部品メーカーの枠を超えて一緒に課題をクリアしていく姿勢が、当社がお客様から高く評価される理由です。

すでにアジア、アメリカ、ヨーロッパに子会社含め11の拠点を持ち、海外企業との取引も盛んな当社ですが、さらにグローバル化を推し進め国内と海外の売上比率を5：5にするのが今後の目標。そのためにはもちろん新たな市場開拓も大切ですが、何より重要なのは世界に通用するグローバル人材の育成。当社では数年前から語学研修を積極的に取り入れ、社員の英語力は着実に底上げされています。また他にも120以上の通学講座、400以上の通信講座の受講を会社がサポートするスキルアップ制度もあり、本人の意欲次第で成長のチャンスは無限大。世界を相手に戦う私たちとともに今後の当社を引っ張ってくれる、そんな人材の登場を期待しています。