おはようございます。
続きです。最終回です。
前回は購買者側から見た商社の必要性を紹介しました。
では生産者側から見た商社の必要性はどのようなものでしょうか?
前回生産者と購買者が直接やりとりするネットショッピングの例を挙げましたが、
このやりとりが日に1件、10件だったら特に問題はないかと思います。
でもこれが日に1000件、10000件だったらどうでしょう?
これを処理するのにはかなりの労力が必要になります。
もちろん対応する人を増やせば処理は可能ですが
そもそも生産者はものを作るのが仕事です。
できるだけ生産側に人を割きたいのが本音です。
ここに商社が介在し例えば1000件分の注文をまとめて1件で注文し
自社に在庫として持つことで処理機能の代行を行います。
生産者側は余計な労力から解放され
本来の生産や新製品の開発などに力を回せますし、
商社側は自社の他の在庫なども併せて出荷対応することで工数を減らせます。
購買者側も色々なところから梱包物がくることもなく
一梱包で済んだりなどのメリットがあります。
このように【商社】は生産者側のマンパワーを
可能な限り生産という本業に集中させ、
営業的な活動を代行する面を持ちます。
代理店と言われることもある意味合いはこのようなところにあります。
そして生産者と消費者の間を
それぞれの欲するサービスでもって
より効果的に、効率的に繋ぐのです。
この両者の求めるサービスが無くなったときが【商社】の終わりです。
ですので常に時代に合ったサービスを模索し
継続し続けなければなりません。
当社は機械部品、機械装置を扱う【専門商社】として
常に日進月歩の努力を続けております。
それが今まで築いた【信頼】に繋がっています。
当社並びに【商社】というものに少しでも興味を持っていただければ幸いです。