今までのやり方にとらわれることなく、次々と新しい育成技術や管理手法を取り入れながら、自動化やスマート化を進めて効率化を図り、吉浦牧場でしかできない酪農を目指しています。堆肥を利用した野菜づくり、ホルスタイン種へのET(受精卵移植)による和牛育成など、新しい事業にも挑戦しています。
常に新しい酪農の在り方を求めてきた吉浦牧場。今では当たり前のフリーストールも、場内で生まれた子牛を大切に育て、その牛が成長し出産することで乳を出す「自家育成」のスタイルにも、いち早く挑戦して高収益の経営体質を作り上げてきました。そして、今まさに、新たな挑戦が吉浦牧場で進んでいます。それは、IoT技術やAIを導入した「スマート酪農」と呼ばれるものです。1,400頭の乳牛にセンサーを取り付け、行動情報を収集して健康状態を管理するシステムの運用をしています。今後は、搾乳ロボットの導入も視野に入れており、健康状態や乳量などの収集したデータをAIで解析することで、より効率的な管理の実現を目指しています。
体調不良の牛などの早期発見に向け、さらに役立っているのが報告アプリの導入です。スタッフ全員がスマートフォンを携帯し、報告や相談が社内SNSでタイムリーに行える体制を整えています。牛の状態を写真や動画で撮影してアップすれば、牧場長やリーダーがそれを見て判断して的確な指示を出します。コミュニケーションが素早くスムーズにできるようになったことで作業効率がさらにアップしました。作業マニュアルを動画にして共有できるようにする計画もあり、これからの活用が大変期待されています。この社内SNS をはじめIoT技術やAIの導入で、新しい酪農経営に挑戦している吉浦牧場。自分たちにしかできない酪農を目指す情熱であふれています。
自動化やスマート化に取り組んではいますが、酪農という仕事そのものは、生き物が相手。経験を積んで技術を身につけ、積み重ね、少しずつ花開いていく、そんな仕事です。それがわかった上で、ここには、全国各地から本気で酪農に取り組む、たくさんの仲間が集まっています。熱い想いを持って来てくれた人のために、後継者となるリーダーを育てたいと考えています。「失敗しても構わない。責任はすべて私が取る」。そう話す本場長のもと、やる気を原動力にどんどん挑戦してください。手を挙げれば外国の先端の酪農視察も経験できます。新しい酪農経営にも携われます。吉浦流の酪農のすべてを学びながら、あなたならではの酪農を推進してください。
事業内容 | 酪農業 野菜 (島根)
酪農業 野菜 (広島) |
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設立 | 昭和45年6月 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 23億9000万円 (令和3年度12月期)
22億6000万円 (令和2年度12月期) 21億3000万円 (令和元年度12月期) 20億5000万円 (平成30年度12月期) |
代表者名 | 代表理事 田村雅登 |
事業所 | 島根県大田市温泉津町 吉浦牧場
広島県世羅郡世羅町 吉浦牧場世羅つくし分場 |
従業員数 | 64名(外国人実習生・パートを含む) |
頭数 | 成牛:1,840頭
育成牛等:1,200頭 |
生産量 | 生乳 1万5,900t
育成牛等販売1,200頭 キャベツ 1,000t |
取引先 | 全農 |
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