先輩社員紹介 vol.1
K.Sさん (京都大学)
~いつか自分の信じた道で、 技術開発のパイオニアになりたい~
東京大学から、京都大学へ
2012年10月より、京都大学のiPS細胞研究所で働いています。
もともとは東京大学の医科学研究所に配属されていたのですが、上司が京都大学へ赴任することになり、一緒に着いてきてほしいと声をかけていただいたんです。
突然の転勤ではありましたが、自分を必要としていただけることが何より嬉しかったですし、今はそうやって期待をかけてくださる方のもとで勉強していく期間なのではないかと思っています。いろいろなことに積極的にふれて、ここでしっかり学びたいですね。
現在の仕事について
iPS細胞からT細胞をつくり、変化させて免疫力の弱ってきた患者さまへ戻すという細胞療法のための研究を行っています。東京大学で行っていた研究を継続して今の研究室でも進めています。
学生時代の研究について
大学では、植物の環境ストレス応答に対する遺伝子解析を研究していました。大学院では自己免疫疾患に対するシグナル解析を選択し、人間の免疫について学んできました。学生時代の研究は、現在の研究内容と直接は関わっていませんが、それらは少しずつ繋がっていると思うんです。細胞の培養技術や、免疫に関する知識など、学生時代に得たものがそれぞれ結びついて次の研究の役に立っていく。そうして自分にできることが広がって、またその次の研究へ。経験を活かしてどんどん成長していけるのってとても喜ばしいことだと思います。
学生の皆さんへのメッセージ
広い目で自分の就職を考えてほしいです。そうすれば、いろいろな世界が見えてきますから。私も就職活動の際は、営業や化学雑誌の編集など研究職以外の採用試験も受けました。そうやって違う世界も見てみることで、やっぱり自分は研究がしたいと確信したんです。自分の意志に正直に、強い信念を持っていれば、胸を張ってこの道を突き進んでいけると思います。