これが私の仕事 |
「なぎさ」を守り、未来に遺す仕事です。 砂防海岸課には、砂防、地すべり、急傾斜、海岸に港湾と多くの事業があり、私は海岸と港湾の事業を担当しています。
公務員の仕事を、計画から実施までという意味で「上流から下流まで」と表現することがありますが、神奈川県では、山間部、ダム、河川、そして海岸を管理しているので、言葉通り「上流から下流まで」総合的に管理することができます。
この強みを生かして、砂浜の砂が沖合などに流れ出てしまう「侵食」という現象が発生している相模湾沿岸において、山間部のダムや河川に溜まった砂などをうまく活用して、砂浜の維持・回復を図る「養浜」に積極的に取り組んでおり、その先進性は全国的にも注目されています。
砂浜という貴重な財産を未来に遺すことで、県内外の多くの方々に貢献できる非常にやりがいのある仕事です! |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
大型台風でも被害なし!事業の効果を実感できた。 近年、毎年のように大型の台風が日本に接近し、各地で被害が発生しています。実は、海岸
の背後地を高波などから守るうえで、砂浜が重要な役割を担っているんです。
横須賀海岸の秋谷地区では、昭和50 年代から砂浜の侵食が顕著になり、平成17 年頃には砂浜がほとんどなくなってしまい、台風の際には護岸が崩壊するなどの被害が発生していました。私が所属していた横須賀土木事務所では、この砂浜を回復させるために、平成18年度から、砂よりも粒が大きい「レキ」による養浜に取り組んでいました。
平成29 年の台風21 号では、県内の各地で被害が発生しましたが、この秋谷地区では、回復した浜による波消し効果により、背後地に被害が発生しませんでした。先輩方から脈々と続く事業の効果を実感できる、貴重な体験でした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
活躍できるフィールドは無限大。 土木の仕事に携わろうと考えたとき、公務員という仕事の可能性の大きさ、とりわけ神奈川
県の土木職の活躍の場の広さに魅力を感じました。
ゼネコンやコンサルなどは、主に設計や施工という事業の一端に携わりますが、公務員は計画段階から実際の工事発注まで、すべての場面で携わることができます。さらに、神奈川県は面積こそ広くないですが、海や川、港、砂防、道路、上下水道など、事業の種類も多様なうえ、横浜のような大都市から箱根のような山間部まで、「どこ」で「なに」をできるか、その組み合わせはまさに無限大です。
それだけ多様なフィールドがありながらも、基本的に県内どこに異動しても単身赴任の必要がないというのも魅力のひとつだと思います。 |
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これまでのキャリア |
横須賀土木事務所(3年間)→砂防海岸課(今年で3年目) |