半導体材料やディスプレイ材料のデジタルソリューション事業を基盤とし、今後成長が期待されるライフサイエンス事業を第三の柱として位置づけています。企業理念「Materials Innovation ― マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献します。」に立脚し、マテリアルが生み出す新たな可能性を追求することにより価値を創造し社会に貢献することを目指します。
JSRは「Materials Innovation マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献します。」という企業理念のもと、化学の可能性を追求し、素材で人間社会に貢献するために、研究開発/製品製造/事業経営などのすべての面で常に新たなチャレンジを進めています。
JSRは、エラストマー事業で培った技術力を活かすことで、半導体材料、ディスプレイ材料などの「デジタルソリューション事業」でグローバルトップ製品を数多く展開し、情報電子機器の高機能化も牽引しています。また、個別化医療のための研究・診断やバイオ医薬の創薬・製造など医薬分野の最先端ニーズをとらえた「ライフサイエンス事業」も中核事業の1つです。
当社では、若手社員にも重要な仕事を任せる場合がたくさんあります。そして十分に実力を発揮できる能力を育てるためにCDPと呼ばれる人材育成制度があります。CDPは、入社後10年間で複数の部署を経験させた上で、本人の適性と将来的な育成方向を見極める制度です。未だ先の見えない経済状況の中でも、さらなる飛躍を支えていただくべく、「与えられた仕事を着実にこなすことはもちろん、より意欲的に自己研鑽に努め、ゆくゆくは会社の運営にも携わっていただけるような人財」をJSRは求めています。
設立 | 1957年12月
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資本金 | 23,370百万円(2023年3月31日現在) |
代表者 | 代表取締役 CEO 兼 社長 エリック ジョンソン |
従業員数 | 連結7,994名 (2023年3月) |
事業所 | 本社 : 東京
研究所 : 四日市、筑波、東京、川崎 工場 : 四日市、千葉 海外 : アメリカ、ベルギー、中国、韓国、台湾 他 |
沿革 | 1957年12月 日本合成ゴム(株)設立
1960年4月 四日市工場稼働開始 1968年4月 千葉工場完成、ブタジエン生産開始 1969年4月 純民間会社に移行 1971年1月 鹿島工場完成、ブタジエン、SBR生産開始 1979年4月 ネガ型フォトレジスト「CIR」販売開始。半導体材料事業へ進出 1988年3月 液晶表示材料の配向膜「オプトマーAL」、 保護膜「オプトマーSS」販売開始 1989年5月 筑波研究所完成 1993年7月 ELECTRONICS N.V.〔現 JSRMicro N.V.〕として新発足。 JSRMicroelectronics Inc.〔現 JSR Micro, Inc.〕として子会社化。 1997年12月10日 社名をJSR(株)に変更 1998年3月 四日市工場がISO14001登録認証取得 1999年4月 千葉工場・鹿島工場がISO14001登録認証取得 2003年1月 JSR Micro Korea Co., Ltd.(韓国)設立 2004年6月 全工場で「ごみゼロ」達成(石油化学業界初) 10月 韓国の液晶ディスプレイ材料工場(JSR Micro Korea Co.,Ltd)が 竣工し、商業生産を開始 12月 ArF液浸露光で32nmの解像に成功(世界初) 2005年3月 JSR Micro Taiwan Co., Ltd(台湾)設立 2007年3月 四日市地区に研修センターを建設 3月 創立50周年を機に企業スローガン『可能にする、化学を。』を制定。 3月 第36回日本産業技術大賞・文部科学大臣賞を受賞 3月 「近畿大学分子工学研究所-JSRリサーチセンター」が完成 8月 リチウムイオンキャパシタ事業の合弁会社JMエナジー(株)設立 12月 四日市地区に精密加工研究棟が竣工 12月10日 創立50周年を迎える 2009年4月 吉田社長が会長に、小柴専務が社長に就任 2010年3月 JSR (Shanghai) Co., Ltd.(中国)設立 7月 低燃費タイヤ向け高性能合成ゴムS-SBR(溶液重合SBR)の 四日市での生産能力増強を発表 2011年6月 JSR BST Elastomer Co., Ltd.(タイ)設立 2012年2月 JSRライフサイエンス(株)設立 2月 J&W Beijing Biotech Co., Ltd.(中国)設立 9月 社会的責任投資の国際指標「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ アジア・パシフィック・インデックス」に初選定 2014年3月 JSR MOL Synthetic Rubber Ltd.(ハンガリー)設立 3月 シミックJSRバイオロジックス(株)設立 9月 JSR Electronic Materials Korea Co., Ltd.(韓国)設立 2015年2月 KBI Biopharma, Inc.(米国)を連結子会社化 5月 JSR Micro (Changshu) Co., Ltd.(中国)設立 12月 EUV Resist Manufacturing & Qualification Center N.V.(ベルギー)設立 2017年2月 「健康経営優良法人2017 ~ホワイト500 ~」 に認定される 【2018年、2019年連続認定】 7月 Selexis SA(スイス)を連結子会社化 10月 JSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンター(通称JKiC)設立 2018年6月 Crown Bioscience International(英国)を連結子会社化 2019年6月 小柴社長が会長に、ジョンソン常務がCEO、川橋専務が社長兼COOに就任 2021年3月 株式会社医学生物学研究所を完全子会社化 7月 新規事業創出にむけた研究所 「JSR Bioscience and informatics R&D center (JSR BiRD)」を開所 9月 EUVメタルレジストのパイオニア、Inpria Corporationを完全子会社化 2022年4月 エラストマー事業をENEOS株式会社に譲渡 |
企業理念 | Materials innovation マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献します。 |
経営方針 | 私たちJSRグループは、意思決定と活動のフレームワークを構築し、個々人の判断の拠り所となるべく基準として経営方針を定めています。持続的成長を続ける為の普遍的な経営方針としての「変わらぬ経営の軸」と社会の一員としての責任を表した「ステークホルダーへの責任」という2つの軸により構成されています。
【変わらぬ経営の軸】 ○絶え間ない事業創造 絶え間ない大きな社会ニーズの変化に対し、必要なマテリアルも変わり続けます。JSRは今ある事業にとどまることなく、常に新たな事業を創造することで、社会ニーズの実現に貢献し、持続的な成長を達成します。 ○企業風土の進化 変わり続ける社会ニーズへマテリアルを通じて応え続けるために、人材・組織は常に進化し続けます。自身の良き風土を維持しながらも新しいものを取り入れ、進化するエネルギーに富んだ経営と組織を築き続けます。 ○企業価値の増大 マテリアルを通じて事業機械を創出し、企業価値の増大を目指します。そのためには、顧客満足度の向上と社員の豊かさの向上を重視し続けます。 【ステークホルダーへの責任】 ○顧客・取引先への責任 JSRグループの全顧客・取引先に対する責任です。 ○従業員への責任 JSRグループ全社員に対する責任です。 ○社会への責任 我々が生活し、働いている地域社会、更には全世界の人間社会に対する責任です。 ○株主への責任 株主全体に対する責任です。 |
売上高 | 2013年3月期 連結:371,487百万円 単体:258,819百万円
2014年3月期 連結:394,308百万円 単体:265,605百万円 2015年3月期 連結:404,073百万円 単体:266,856百万円 2016年3月期 連結:386,709百万円 単体:230,723百万円 2017年3月期 連結:390,599百万円 単体:233,321百万円 2018年3月期 連結:421,930百万円 単体:240,576百万円 2019年3月期 連結:496,746百万円 単体:245,372百万円 2020年3月期 連結:471,967百万円 単体:225,156百万円 2021年3月期 連結:446,609百万円 単体:210,480百万円 2022年3月期 連結:340,997百万円 単体:260,987百万円 2023年3月期 連結:408,900百万円 単体:137,952百万円 |
事業内容 | 【デジタルソリューション事業】
高分子材料の開発で培った技術を活用し、半導体チップの製造工程で不可欠な各種の「リソグラフィ材料」「化学的機械的平坦化(CMP)材料」「先端実装材料」、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELなどフラットパネル・ディスプレイ(FPD)の製造に用いる各種の「LCD材料」「新規FPD材料」、光ファイバーのコーティングや3次元造形に用いる「紫外線硬化樹脂」などを提供しており、グローバルにトップレベルのシェアをもつ製品が多数あります。 【ライフサイエンス事業】 個別化医療のための研究・診断やバイオ医薬の創薬・製造など医療分野の最先端ニーズをとらえた「診断試薬材料」「バイオプロセス材料」および幅広い医療用品の製造に用いる各種の「メディカルポリマー」をグローバルに提供しています。 【合成樹脂事業】 多様なABS製品は、柔軟な製品設計の技術力により生み出され、複数のポリマーの特徴を組み合わせたユニークな特徴を持っています。無塗装での外観の良さを発揮する樹脂や、硬度の高い製品の開発など、樹脂製品の開発と部品設計に取り組んでおり、世界中のユーザーに高品質な製品を提供しています。 |
事業別売上高比率(連結) | デジタルソリューション事業 【41.7%】
ライフサイエンス事業 【30.9%】 合成樹脂事業 【23.4%】 その他事業 【4.0%】 (2023年3月期) |
主な経営指標 | 自己資本比率 【46.5%】
売上高営業利益率 【7.2%】 ROE 【4.3%】 (2023年3月期) |
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