株式会社ノリタケTCF

セラミックスとは、例えば陶磁器のように土などの原料を窯や炉で加熱して製造されたものの総称で、実はレンガやガラス、セメントなどもセラミックスの一種です。当社は洋食器の開発に始まりセラミックス加工の技術を発展させていったノリタケカンパニーリミテドの中で、セラミックス製品を製造するための「焼成炉」の設計、メンテナンス部門が独立して生まれた会社です。装置事業では焼成炉の開発、設計から試作、現地での据付、試運転調整までを一貫して行います。メンテナンス事業では装置の定期的な補修、点検、さらに改造の提案も行っています。そのどちらも様々な業界の製造設備に携わり日本のモノづくりを支える重要な役割を担っています。

50年以上に渡る焼成炉の開発、メンテナンス事業で培ってきた技術と経験が、当社の誇る何よりの強み。特に1℃単位で炉内温度を制御し、熱による炉の膨張をmm単位でコントロールする技術は、他社ではほぼ真似のできない当社独自のもの。また、大型のガラス製品を製造する窯の築炉技術を持つ企業も当社の他には数社しかありません。陶磁器やガラスだけでなく私たちの身の回りにある様々な家電、さらにはスマートフォンなどの電子機器にも欠かすことのできないセラミックスの焼成炉はもちろん、鉄鋼や半導体などの工場、化学プラントなど、日本国内のみならず海外も含め炉が使われているあらゆる場所で当社の技術が活躍しています。

セオリーや常識にとらわれず、新たな発想やチャレンジ精神を大切にしている当社では、入社1年目から炉の設計や現場での業務に携わり、多くの実務経験を積むことができます。かといって、一人でいきなり放り出されるわけではありません。仕事は必ずチームで行い、もしトラブルなどが発生した場合も上司が親身に相談に乗り、皆で力を合わせて解決に向け全力で対応します。その姿勢はお客様からも高く評価され、当社が選ばれ続ける理由の一つとなっています。仕事以外でも年齢や部署、役職の垣根がない風通しのいい社風で、若手社員の意見もどんどん取り入れ、有給申請なども遠慮なく気軽にできる職場環境となっています。