社会福祉法人湖北会

私たちの法人が設立されたのは、滋賀県の湖北地域に障害者施設がなく、支援サービスを利用するには遠方の施設を利用しなければならない状況を改善するためでした。そのため、知的障害者入所更生施設の開設から短期入所施設、グループホームなど、さまざまな施設・サービスを展開し、現在では県内に13の事業所を構え、幅広い支援サービスを提供しています。サービス体制を整えることで、常に快適に利用できる環境を整えています。これからも地域のしょうがい者福祉事業の拡充を目指し、地域の皆さんのニーズに応えるサービスを提供し続けていきます。

しょうがい者福祉事業は、利用者やご家族への手厚い支援が求められる一方で、業務の負担の大きさに悩む職員も少なくありません。そこで、私たち湖北会では福利厚生の拡充を目的に、ワークライフバランスを重視した労働環境づくりに力を入れています。また、職員状況により時短勤務や夜勤免除といった制度を導入し、育児や介護と業務の両立を支援しています。さらに、職員のスキルアップを目的とした研修制度や資格取得支援制度を充実させ、働きがいのある職場づくりに努めています。職員一人ひとりの声を参考に、安心して働き続けられる職場になるよう、今後も職場環境の改善に取り組んでいきます。

しょうがい者支援というと、1人ではできないことや難しいことを職員が全てやるというイメージがありますが、あくまでも私たちの役割は利用者が自主的に行動できるようにサポートすること。利用者目線で支援内容を考え、できないことにもチャレンジしてもらうことで利用者の自立を後押しします。また、地域の皆さんのしょうがい者の理解促進へ向けた取り組みにも実施。地道な活動を通して少しずつ周りの皆さんの理解を深めていくことで、共生社会の実現を目指しています。そして、しょうがいの有無に関わらず、お互いに人格と個性を尊重し合い、笑顔で暮らしていける社会づくりに貢献します。