■出身校:京都大学 工学部 電気電子工学科
京都製作所の設備で使用する新型モーションコントローラの開発を行っています。お客様の高度なご要望に応えるには、より高速かつ正確な動きを実現させる必要があります。
扱う商品は食品やサニタリー用品、精密電子機器など様々です。商品を傷つけないよう、なめらか且つ細かな動きができるよう開発を進めています。
社内でも難易度の高い設備開発を担当しています。
たとえ商品形態や生産工程が複雑であっても、商品に一切傷をつけず高速で生産する必要があります。年々求められる性能がどんどん高くなってきているので、その根本であるソフトやシステムを開発することが私の仕事です。
仕事は正直に言って「楽しい」です。
難題に対し試行錯誤を繰り返し、夜中までかかってもあきらめない。
これらを通して、機械がようやく動いたときは、飛び上がって喜んでいます。
もちろん、残業続きだと体力的な疲労は大きいですが、他では味わえない達成感がありますね。
時には課題が難しすぎ、ゴールがなかなか見えないこともありますが、小さい目標を立てて、それを着実に達成し積み重ねていくことで、完成を目指しています。
やはり一台の設備を自分の手で開発することが、仕事の一番のやりがいではないでしょうか。
また、スーパーやコンビニに行ったとき自分が携わった商品が棚に整列したところを見ると微笑ましく、つい家族に自慢してしまいます。その瞬間も快感で、やっぱりこの仕事をやってよかったなと感じます。
もともと大手企業への就職は頭になく、中小企業で自分の責任範囲を明確にもちながら自分のスキルを伸ばしていきたいと思っていました。
就職ナビで京都製作所を偶然発見し、工場見学に参加したところ、無駄な動きや無駄なパーツがなく、高速かつ正確に稼動する機械を目にし、一瞬で虜になりこの会社で働くことにしました。
自分の傑作と呼べる設備を、いかにたくさん作れるかがこれからの夢であり目標です。
これまで、自分が開発してきた設備の中で満足いくものは実は一握りだけなんです。
限られたコスト、納期の中でいかにお客様に満足いただける設備を開発するか、そして妥協ぜずいかに自分が納得する設備ができるか、これからもハングリー精神を忘れず機械づくりを追求していきたいと考えています。