☆営業部・担当
■「包装ライン」全体をどうイメージしていただくか
例えば、固形ブロックタイプ洗剤の場合、この新商品を発売するにあたり、お客様が求められたことは
1.固形ブロック洗剤1個を小さな袋に入れる
2.それを10パックにして、化粧箱に入れる
3.化粧箱20ケースを1段ボールに詰める…
といった感じです。問題はそこから…。
これを実際の作業レベルに落とし込んでいくと、どのような仕組が必要か、またどのような問題が発生するか等々コスト、効率、安全性等を含め考えます。
その際、お客様自信が気付かれていない、商品そのものの盲点みたいなものが見えてくることもありますね。
とにかく包装ライン全体像をどうイメージするか、そしてお客様にしてその全体像をどうイメージして頂くか。ここまでくれば、お客様もかなり乗り気になっておられるので、次回から技術スタッフとの同行に入ります。
やっとここで本格的な「企画」という仕事ができるんです。
本当に険しい道のりですよ。
だから完成品は、単に機械というよりひとつの作品に近い、こだわりみたいなものがある。当然よく技術の人間とはぶつかります。でも、それをまとめるのも営業の仕事です。
■「京都製作所」ならではの営業の醍醐味
営業部門は、現在東京支社を含め、30人体制です。1人あたり、100社前後を担当しています。ですから、新規開拓も大切ですが、既存顧客のフォローも大変重要です。
当然、無理・無駄は×。
ただ、取り組むための仕事の段取りや組立て、営業スタイルは全て自分本意。自由に好きにやれる分、責任も重い。営業は結果が数字としてはっきり現れますしね。
でも受注すれば、そのプロジェクトは、全て私が中心になって動いていくんですよ!
時には、億単位の案件もありますし、とにかく消費者によく知られている製品の流通システムが、自分でコーディネイトできるわけですから、これは面白い!
「俺たちの手でこの製品は、店頭に並んでるんだ」って、自負もあります。
まさに、これが京都製作所ならではの営業の醍醐味です。
これがあるから、営業はやめられないんです(笑)。