☆研究開発部門/京都大学 機械工学科卒
■スタンダード化の難しさ
例えば京都製作所の主力商品の一つである「ダンボールケーサー」を支える支柱。
皆さんご存知の通り、通常金属は引っ張る力には強く、折り曲げる力には弱いですよね。段ボールを形成、商品を挿入する行程で、金属を湾曲させる力がかかる部分は、どうしても高強度にするため、贅沢なつくりになる訳です。
それを、板金で構成された支柱に置き換えるんです…難しいですよ。重厚な支柱が薄い金属板に変るんですから。金属の素材・重量、設計仕様すべてを再検討する作業まで及びます。その結果、ダンボールケーサーの場合、初期のものに比べ、(現時点で)約4割のコストダウンに成功しました。
結局このコストダウンは、その機械を使って包装される最終商品の価格戦略に大きな影響力を持ちますので、メーカーサイドだけでなく、一般消費者にとっても非常に重要な課題なんですよね。
■「とにかく今の仕事が面白い!」
現在「研究開発部門」は、機械設計が18名、電気・制御設計が8名で構成されています。
新入社員の育成機関も兼ねていますが、会社としても伸び盛りの若手技術者を積極的に登用し非常に力を入れている部門ですね。
研究開発は、追求すると終わりがない極めて奥が深い世界。目標を決めるのはあくまで自分自身ですし、上からの押し付けはありません。
その分プレッシャーも大きいし、当然ビジネスですから、期限と予算も決まっています。
大げさでなく、毎日が自分の限界へのチャレンジです。
とにかく、今の仕事が面白いので、今後も、この「板金技術」をより深めていき、世界に通用するような完成度にしていきたいですね。
それと同時に、精密部品の組立機械といった包装分野以外の、中・長期的な開発にも、より一層取り組んでいきたいと思っています。
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