☆関西大学 工学部 機械工学科卒
■差別化戦略
それは、競合他社との差別化戦略です。
牛乳瓶は昔からある商品・販売形態なので以前から他社の参入も多く、この機とばかり、各社がしのぎを削っています。
各種課題をクリアーしつつ、どのような形で、技術的に差別化を図り優位に立つか…詳しいことはお話できませんが、勝算はありますよ。
例えば、サーボループ(整列装置)の導入。
このシステムは、それ自体は一般的ですが、京都製作所の十八番みたいなところがあって、独自のノウハウも十分蓄積されています。この仕組みの応用で、瓶同士の接触を減らし傷をつけないようにするといった仕組を構築できそうです。
先ほどの「摩擦傷や衝撃との戦い」に対する一つの答えですね。合わせて音も静かになります。
■スランプ克服法
設計を担当していると、事の大小があるにせよ、みんなまったく図面がかけなくなる時があります。腕が動かないんです。
辛い、とにかく辛い。
あせるから、余計に辛いですね。
私の場合、スランプに陥った時は現場に行って、実際に機械を触わるようにしています。
理屈ではなく、実際に仕組みや構造に触れて、問題を解きほぐすような感じでしょうか。そうすると、ひらめきってでてくるんですよね…。
とにかく、ここまで、乳製品との関わりが深くなりましたから、乳製品関連の機械なら「お前にまかせた…」と、業界で言われるようになりたいですね。