京都製作所が市場に送り出した機械に携わる技術スタッフ、営業スタッフからのメッセージが到着しました。
私たちのワークスタイルをご紹介します。
☆関西大学 工学部 機械工学科卒
■乳製品関連機器の設計について
私が今まで取り組んできた設計の約9割が、俗にいう○○乳業関連で、牛乳やヨーグルトの包装システム設計が多いですね。
最近は、エコロジーという観点から、牛乳配達が脚光を浴びています。牛乳瓶は再生利用と言う点や販売コスト等の面でも、乳製品業界で、本当に見直されているアイテムのようです。
実際、私が現在取り組んでいる案件が、牛乳瓶クレートケーサー(牛乳瓶を収納する間仕切りのついたプラスチックケースのこと)です。
具体的には、牛乳瓶をこのクレートに挿入する一連の機械設計を担当しています。
実は、この機械はすでにプロトタイプが存在するため、正確には改良と言った方がいいかも知れません。
ですが、単に改良と言っても、現在の牛乳瓶は昔のものとまったくコンセプトが違いますから、まったく新しい機械を設計するという意気込みで取り組んでいます。
■牛乳瓶の今昔
従来品と今回の牛乳瓶の大きな違いは、徹底した再生利用のための仕様変更です。
まず瓶の形ですが、中身(牛乳、コーヒー、フルーツ牛乳といった商品アイテム)に関係なく全て規格が統一されています。
また、キャップも従来の紙タイプからプラスチック製の完全密封型になり、リサイクルが可能となりました。
また、もう一つの大きな違いは、生産処理能力です。
1時間当たり3万本と昔の機械とは比べ物にならない高速処理を求められました。高速化は摩擦傷や衝撃との戦いです。
ここをどうクリアするか、私たちの力量にかかっています。それと実は、この案件についてもう一つ大きな難題があるのです。
…この続きは、近日公開します!