(前回の続き)
「設計図なし」「現物預かり」
「素材も何かわからない」
「具体的にどのような加工を行えばいいかの指定なし」
何が何か分からないまま、お客様からお預かりした
「エアーガンのリボルバー」をまずは計測器にかけ図面に起こしました。
要望である「軽量化」を図る為
アルミ素材の中でも軽くて丈夫な鋼材を選定。
鋼材の塊から計測して起こした図面通りに、
慎重に削り出しを行い、得意の穴あけ加工も施し
無事に全く同じ形状のリボルバーを寸法通りに製作。
乙間:「なんかもの足らん!ウチならではの付加価値を付けたい~」
考えた末導き出した結論が、
一発ごとに“爪が引っ掛かる部分”(なんて書いたらいいかわからん!)
の摩耗を防ぐために
特殊合金プレートをはめ込むことに。
もちろんその部分を正確に削る必要があり非常に高度な技術を要します。
またその部分に埋め込むための
「合金の精密なプレートを作り綺麗にはめ込む」
という更に難易度の高い加工が必要、、、
もちろん我ら不二新製作所の腕の見せ所!
最終的に出来上がった製品がこちら!(画像のもの)
もちろん依頼者のガンマンさんも絶賛で大喜び!!
これで次回大会は確実に優勝だと喜んでお帰り頂きました。
(ちなみに直後の大会では見事に優勝を逃したというオチ付きでございました、、、次回頑張って下さい!(^▽^)/)
実は今回の案件が話題となり、
その後そのガンマンを通じて定期的に依頼がはいりビジネスとしても成り立つようにもなりました。
何が起こるか分からないですね。
基本的に個人からの依頼を請ける会社はほとんどありません。
私達としても決してウェルカムヾ(=^▽^=)ノというわけではありませんが、困っている人をほっておけない!
それが不二新製作所!
その気持ちが実を結んだ案件でした~
めでたしめでたし