これが私の仕事 |
書籍の企画・編集、プロモーションなど 書籍などのコンテンツを企画するところから仕事が始まります。誰かの役に立つことが企画の大前提で、企画を考える習慣が身につくと、おもしろいものに対して自然と敏感になります。判型、ページ数、価格帯などの仕様を考えるのも編集者の仕事です。仕様やコンセプト、著者、構成などがある程度決まったら、社内で企画提案します。提案が承認されたら、本の方向性やイメージを著者・デザイナー・印刷会社など各分野のプロフェッショナルに伝え、本を形作っていきます。それぞれのプロフェッショナルに依頼をし、出来上がりを確認し、(主に読者目線から)フィードバックする、という作業を繰り返していきます。文章にしてもデザインにしても色表現にしても、編集過程で目に見えて良くなっていく過程は楽しくやりがいを感じられます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
編集を担当した『美しき小さな雑草の花図鑑』が20刷のベストセラーに。 2018年に発売した『美しき小さな雑草の花図鑑』が20刷になり、続編と合わせると累計10万部を超える作品になったことです。朝日新聞夕刊の一面を飾ったり、NHKの番組で紹介されたりなど大きな反響があり、多くの人に手に取っていただきました。また、うれしい感想も多く寄せられました。それは人と自然をつなぐ仕事がしたいと思っていた自分にとって、望外の喜びでした。実はこの企画、当初は対象を雑草に絞っておらず、いまひとつコンセプトが定まりきっていませんでした。それが著者の提案もあり、対象を雑草にしたことで「身近な雑草の思いがけない美しさを発見する」というエッジの立ったコンセプトになったのです。より多くの人に届けるには、より多くの人が自分ごとにできる切り口を選ぶことの大切さを身をもって体感しました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
自然を通して、人の為になる仕事がしたかった。 以前から人と自然をつなぐ仕事をしたいと思っていました。出版社は数多くあれど、「自然」に軸を置いている出版社は多くありません。また人と自然といっても、その関わり方はいろいろです。登山、ハイキング、キャンプ、旅行、自然観察や俳句などの文学もあります。これらのどれかに限定することなく、あらゆる角度から自然と人をつなぐ活動をしようとしているところに魅力を感じています。自然体験に価値を置く、という点では社員全員の価値観が共通しているようにも思います。昨今の出版を取り巻く状況の変化など課題はさまざまありますが、あらゆる側面で自然との関係を見直すことが大事なのではと感じています。 |
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これまでのキャリア |
自然環境調査・計画(3年間)→山と溪谷社へ転職:自然図書の編集(7年間)→note株式会社へ転職:webメディアの編集(4年間)→山と溪谷社に復職:自然図書の編集(2022年4月から) |