これが私の仕事 |
現場監督 現場監督の仕事は多岐にわたります。現場がスムーズに流れるよう事前の段取りや予測がこの仕事の鍵になるのでは無いでしょうか。立地条件を加味して、お客様や職人、第3者の動線や人の動き、どこが危険になるのかを予測し、事前に策を講じておき実践する。私が3~4年目のころ、毎日のように言われてた言葉があります。「予測しろ。もっと深くもっと広く予測しろ。現場で起きる事件や事故、施工トラブルは現場監督の予測が浅いから起きる」「安全に、スムーズに、現場の工期を縮めて最短距離を歩かせる方法は、予測するしかない」事前の準備が120%終わっていて、現場で事故が起きることなく、スムーズに工事期間を短縮できた時に、喜びを感じます。業者打合せと手配がこの仕事で一番楽しい瞬間だと思います。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
巡り巡って、時を経て私の耳に感謝の言葉が 2年目の現場が、3年半続きました。文化財で補修、耐震補強しました。新人の私にとって、とても過酷な現場でした。未だに悪夢を見るほどです。施工管理の仕事その全てが初めてで、全てがぶっつけ本番で、全てが悩みの種でした。所長からはめちゃくちゃ怒られ、怒鳴られるし、よく我慢できたなって思います。今年、私の親類がその建物の持ち主と名刺交換をしたそうです。私の苗字はここ近辺ではかなり珍しいので、私の親戚かな?と気づいたようです。「あの工事の担当者を知ってますか。同じ苗字の人がうちの建物の改修をしてくれたんですよ。もしかして、、、」「息子です。間違えありません」と。どうもその現場は、その会社の新人研修の資料に記載されていて、当時はとても助かったと、とても良い工事をしてくれたと改めて感謝を伝えてほしいと。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
お寺に住みたいから、お寺みたいな家を建てれる会社を選んだ 当初は、坊主になろうと思ってました。大学時代、お寺で長期間修行したことがきっかけです。お寺に内定を何個かもらった時に、ふと思いました。「どのお寺も魅力的で選べない/全てのお寺に入れないか?/自分のお寺を建てたい」と。今では、お寺だけでなく、文化財や神社にも関われます。100年前創建の高校・100年前創建/50年前移築の建物の天井裏、小屋組に入り、第一発見者となる。100年前に書かれて、そのまま100年間誰にも見られなかった文字(墨書)や痕跡を見て、触れて、100年の年月を感じ、歴史に感動する。きっとこの感動が、さらに100年後のまだ見ぬ後世へと引き継がれるのでしょうね。住宅/社寺を建てるのも文化財を修復するのも、全てに人々の気持ちと未来への夢があります。建築業は夢を叶える仕事です。 |
|
これまでのキャリア |
工事部(7年目) 1年目-各現場作業、2~4年目-文化財1件、5年目-文化財1~3件、6年目-お寺1件 |