これが私の仕事 |
木造建築(一般住宅、社寺、文化財建造物)の建設現場監督(施工管理)) 明治時代に建てられた木造建築物(国登録有形文化財)の移築工事を担当しています。現場監督は二人体制をとっており所長補佐としての出務です。おもな業務は(1)施工図(職人が仕事をするのに必要な図面)の作成、(2)工程管理(各工事の進捗率の確認)、(3)品質管理(各工事が適切に施工されているかの確認)、(4)安全衛生管理(現場が安全な環境か、職人が健康かの確認、現場の片づけなど)、(5)工事関係者との打合せです。ほかにも、たとえば建て方に参加して大工と共に柱を建てたりするなど、職人の作業を手伝うこともあります。現場事務所でのデスクワークだけでなく、現場を視て現場で身体を動かして工事に関われるからこそ実践的な知識・技術が身につきます。そのうえで確かな理論が磨かれます。日々成長を実感できる充実した仕事です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
文化財を守り伝え遺すために本当に必要な力が備わる 文化財保護を実現するうえで考古学や歴史学、文化財学などの専門的な考え方が重要であることはいうまでもありません。しかしたとえば、いざ文化財建造物を修復しよう・活用しようなどと企画するとき、どのような工事がどの程度実現できるのか、それにはどれくらいの時間と費用がかかるのか。現代の建設業として全体を見渡せる視野・現実的な問題に向き合える力がなければ歯が立ちません。一般住宅や社寺の新築工事も経験することで実践力が日々鍛えられていることを実感しています。また、現場を管理し動かしていく力は、どのような世界に進んでも必ず大いに活かされるものです。社会人として高いスキルを身につけられることでしょう。建設業界に興味がある方はもちろん、文化財に関わりたいと考えている文系の方にもぜひ挑戦してもらいたいものです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
知識・経験ゼロでも社寺建築・文化財建造物に関わることができる 前職で城郭など文化財建造物の保存整備・活用事業も担当していましたが、建築に対する理解があまりに乏しく、専門業者の意見を何となく分かったつもりで業務を発注するだけという中身のない仕事に終始し、本質的な仕事ができていないことを痛感していました。建築関係の書籍を手に取り勉強しても立体的な理解は得られず、現場においてでしか確かな知識や技術は身につかないだろう、そして、建築工事の全体像をつかむために現場監督を経験してみたいと思っていました。文学部出身ゆえ建設業界は難しいのではないかと不安はありましたが、アイチケンでは知識や経験は不問、やる気重視で文化財建造物の現場監督を担当できるとお話いただけたので迷いなく入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
文化財主事として市役所に勤務(1.5年間)→当社へ転職:工事部・現場監督(現職・今年で1年目) |