これが私の仕事 |
鉄道車両のリニューアル設計 車両設計の仕事は、車両のリニューアルや、新たな車両の開発です。私は、その中で最初の大枠、システム構成を考えるシステム設計の仕事をしています。流れとしては、「1.顧客(鉄道事業者が主)の要望を聞き出す」「2.現車の状態を調査する」「3.システムの構成・仕様を考えて提案する(ここが一番大変で楽しい)」「4.回路図と仕様書を作成」 、その後、具体的な「ぎ装(車内設備等を取り付ける工程)」や「配線」を設計する改造設計部隊に引き継がれます。改造設計部隊は、私が書いた回路図と仕様書に従って設計を進めるので、間違いが改造図面も施工も全て誤った方向に進んでしまうという緊張感が常にあります。責任は重い仕事ですが幸い先輩方のバックアップが分厚いので、必要以上の不安やプレッシャーは感じずに働けてくことが出来ています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
憧れの縁の下へ 車両設計の醍醐味は、自分の仕事が鉄道事業者、乗客の方、そして社員の仕事と生活を支えている実感を得られることです。目標は、みんなを支えながら良いものを作る縁の下の力持ち技術者です。
入社から6年間、製造部門(現場)で配線作業と設計を経験しました。現場で育ててもらってから設計へ移ったので、現場の目線を忘れず、安全作業や作業効率を念頭に置いた設計を心がけています。設計部門の上司からも「図面は1枚、作業は100回」(設計は図面を1枚書くだけだが、現場はその図面に書かれた作業を100回繰り返すのだから、よく考えて書きなさい、の意)と教わりました。緊急のトラブルに対応したとき、現場の方から「木村が一番話が早くて助かるわ」と言われ、経験が役に立っていることを実感してうれしかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
車両の一生に関われる会社 JR西日本の山陰本線で、中高6年間、片道1時間の通学をしていました。電車に揺られながら景色を眺めたり絵を描く1時間が大好きでした。毎日目にする乗務員さんや、テレビで見た車両検修員さんの姿に憧れ、誰かが鉄道に乗って過ごす時間を守る人になりたいと思い、鉄道に関わる仕事を目指すようになりました。通学で乗り続けた古い車両に恩返ししたかったのと、エンジン修理の仕事をする父の影響もあり、車両保守を志しました。
その後大学でもの作りの面白さも覚えたので、車両を作り、保守し、改造もできる車両づくしの当社を選びました。インフラ系で安定が見込めるという点も後押しになりました。 |
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これまでのキャリア |
2017年度入社→製造部門→製品設計→車両設計(現職・1年目) |