独立行政法人　家畜改良センター

日本の畜産の発展にとって必要不可欠であるが、利益を出すことが難しく、民間では実施が困難な事業を担当するのが私たち独立行政法人家畜改良センターの役割です。当センターでは多様な育種素材、評価技術等を活用し、優良な種畜（乳用牛、肉用牛、豚など）、種きん（肉用鶏、卵用鶏）を生産・供給しています。また、飼料作物優良品種の普及を図るために飼料作物種苗の増殖・供給も行っています。その他、家畜改良に関する新技術の調査・研究、遺伝的能力評価、さらに牛肉のパッケージなどに表示されている個体識別番号（牛の生産履歴）に関する情報の記録、保存、提供などを行っており、日本の畜産振興に重要な役割を果たしています。

家畜改良センターでは、乳用牛、肉用牛、豚、鶏、馬、めん羊、山羊と様々な畜種を全国各地の牧場で扱っており、様々な分野に挑戦し経験を積むことができる環境となっています。技術系職員については、パソコン作業などの事務仕事だけではなく、現場に出て家畜と接する機会も多くあり、「実際に動物と触れ合いながら仕事をしたい」という方にはぴったりの職場となっています。また、自分の手で育てた家畜が選抜され、多くの生産者の皆様の元へ届くことで、日本の畜産業の発展に貢献するというスケールの大きい仕事に携わることができます。

家畜改良センターは郊外にある牧場が多く、自然豊かな環境の中でのびのびと働くことができます。バレーボール、テニス、フットサル、野球、山登りなどのサークル活動を勤務時間後や休日に行っている牧場もあり、部署や年齢等関係なく様々な職員が集まるため、多くの人とコミュニケーションを取り交流を深めることができます。また、福利厚生や休暇制度も充実しているため、仕事とプライベートのメリハリをつけて働くことができる職場環境となっています。