こんにちは!NHKテクノロジーズ 採用担当Iです。
職種紹介4回目は「建築技術」についてです!
当社の「建築技術」はゼネコン・ハウスメーカー・工務店とは異なり
「放送に関わる建築」を専門的に担当しています。
放送に関わる建築物といって一番に思いつくのは「スタジオ」でしょう。
「スタジオ」が一軒家や一般的なビルの設備と少し違うことは想像できると思いますが
具体的にどんな部分が異なるか、考えたことありますか?
例えば壁や天井や床はどうでしょうか。
大きな音を出しても外に漏れない防音性や遮音性、良い音が響く音響性能が必要です。
スタジオのフロアには「ホリゾント」と呼ばれる白い滑らかな壁もあります。
高い天井には照明器具を取り付けるためのバトンが釣り下がっています。
電気系統や空調設備はどうでしょうか。
番組制作にはたくさんの機材を使用しますので、大容量の分電盤が必要です。
そしてそれら機材は熱を持つのでしっかり冷やすための空調設備も必要です。
「スタジオ」が特殊な仕様を持った建築物であることがお分かりいただけたかと思います。
放送に関わる建物には、電波を送信するための「放送所」や「鉄塔」も含まれます。
絶えず放送が出し続けられるように耐震補強や防水工事を定期的に行い、
老朽化した建物や設備は新しく造り替えています。
このように特殊な建築物を専門的に担当しているのが当社の「建築技術」です。
実際の業務内容は調査・計画検討・設計・施工管理が中心で、
入社後に多くの建築技術社員が一級建築士の資格を取得しています。
他にもスタジオ整備で培った音響設計技術を活かして、
各種公共ホールの音響コンサルティングも行っています。
最近では「丹鶴ホール(新宮市文化複合施設、2021年7月31日竣工)」が
当社の高い音響建築技術については紹介動画もご覧ください!
それでは今回はこの辺で。次回もどうぞお楽しみに!