もしお子さまが家で次のようなことをしていたらどう思いますか?
●ゴロゴロしてテレビばかり見ている
●勉強しないで好きなことしかやらない
●食事の時の行儀が悪い
●家族や周りの人にあいさつができない
●いつも先生や友だちの不平不満ばかりを口にする
こんな姿をヨシとする親はいません。注意をすると「わかってる!」とか「うざい!」と言われ大喧嘩.…。
基本的に子どもは親の言うことを聞きません。生物学的にも子どもは親から独立するもので、ある時期から親が嫌いになるそうです。正常に成長すれば「親離れ」するのが当然なのです。ではどうすればいいのか…。
子どもは「大人の鏡」です。言ったことは聞かなくても、親の行動を無意識に真似をするシステムが子どもに備わっています。子どもがドアを足で閉め「行儀が悪い!」と注意したら、「お母さんだって」と言い返された経験はありませんか?歳をとるにつれ「しぐさがだんだん親父に似てきた」と感じることはありませんか?
これは頭の中の『ミラーニューロン』のせい。ミラー(鏡)ニューロン(脳細胞)です。このミラーニューロンが子どもの行動や考え方に及ぼす影響は大きく、子どもの性格を作ってしまうと言っても過言ではありません。
例えば「子どもに勉強してほしい」と思ったら、子どもの前で自分が勉強する。「本を読ませたい」と思ったら、自分が読む。「あいさつをして欲しい」なら、自らがしっかりあいさつを行っている姿を見せる方が「口で諭すより効果的」だそうです。わたしも二人の娘のためにしっかり実践したいと思います。