これが私の仕事 |
自閉症者が社会の中で生きていけるようサポートする仕事 重度の自閉症の方の中には、私たちと同じような当たり前の生活をすることが困難な方もいらっしゃいます。コロロではそんな方を優先的に受け入れ「誰一人として排除しない」という理念のもと、集団の中でみんなと一緒に生活をできるように日々療育に取り組んでいます。療育の中で少しずつ社会適応力を身に付けることで、ある程度の環境の変化にも影響されることなく過ごせるようになります。社会の中で何一つ不自由なく生活するのは難しいですが、電車や飛行機に乗って旅行に行ったり、みんなと一緒に外食をしたりもできるようになるんです。そうすることで、お家に帰られた際も安心してご家族の方と楽しい時間を過ごしていただけます。コロロでの療育を通して、より豊かな生活を利用者さんに提供することが私たちの役割だと考えています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
利用者さんの「できる」が増えた瞬間 私たちに苦手なことがあるように、利用者さんにも苦手なことがそれぞれにあります。食べ物をうまく噛むことができず丸飲みしてしまったり、長時間座ることが難しかったり。入所当初できなかったことが、自分たちの行った支援でできるようになったときは嬉しかったです。利用者さんのそれぞれの課題を一つずつクリアしていけるように、「どうしてだめだったのか?」「どうしたらうまくいくかな?」と、みんなで試行錯誤しながら日々の支援に取り組んでいます。また、毎日接していると愛着が湧いて親になったような気持ちで利用者さんと接しています。普段見せない可愛い一面を見せてくれたり、計算問題を解くの私より早い!と驚かされたり、服をたたんでもらうと実はものすごく上手だったり、そんな新しい一面を発見するのも楽しみです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
脳科学の観点に基づいた「コロロメソッド」 私は心理学部出身だったので、脳科学の観点に基づいたコロロ独自の支援方法であるコロロメソッドに惹かれ入社しました。自閉症者の行動には必ず予兆や原因となっているものがあります。コロロのスタッフたちは常に利用者さんを観察し、どうしてそのような反応が出たのか分析をしています。コロロメソッドは学べば学ぶほど面白く、学んだ知識をすぐに実践できる場があります。
また、先輩スタッフは普段から色々なことに気を配り利用者さんにとってどうすることがベストかを考えながら仕事をしているので、仕事以外の場面でも私の気づかないような細かいことに気づいたり、私のちょっとした変化にもよく気づいたりしてくれる人が多く、とても温かい職場です。現場では厳しいですが、分からないことや困ったことなどすぐに質問できる環境があります。 |
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これまでのキャリア |
2020年4月より社会福祉法人コロロ学舎加古川で勤務 |