これが私の仕事 |
時代の変化に応える財布作り 企画部の私の仕事は、お客様が次に流行る(売れる)財布として提案して頂いたものを、お客様のイメージ通りに作製することです。
その中で重要としていることは革の特徴を理解し、どのような作り方をすれば綺麗にイメージ通りに仕上げられるかということです。革には硬い革、やわらかい革など多種多様にあります。革の風合いや質感を活かせるように革に合った漉き、芯材を選び、組み立てやミシンなどの一つ一つの作業は細部まで手を抜かず、妥協しないものづくりを心がけています。
この仕事は機械化できない仕事です。時代の変化とともに財布の必要性も変化していますが、革を育てる幸福感、手にとった幸福感は変わらないと思います。
革を大事に、最大限良さを引き出してものづくりをしています。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
上手い!綺麗!この言葉が一番の誉め言葉! 私には尊敬している先輩がいます。どんな財布でも綺麗に作れて、革によって印象が違って、こんなサンプルを私も作りたいと思いました。
ある日先輩が不在の中、私にとって大きなサンプルの仕事が入りました。ある程度一人でできるようになっていましたが、不安と焦りで毎日寝不足でした。
何とかそのサンプルが出来た時は一番にその先輩に見てもらいたいと思いました。見せた時に「すごい。綺麗に作れたね。」と褒められた時は一番喜びを感じました。コツコツやり続けてきたことが実った感じがしました。
その時のことばを今でも思い出し、日々成長しようと思います。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
できるどうかは自分次第?! 私は失敗を多く繰り返してきました。失敗して、作り直して、ダメだしされて、また失敗して、作り直しての連続でした。
「大丈夫だろう…」と思って作った財布を提出しても良い返事はもらえないことを痛感してきました。居残りして作製したり、先輩の型紙を研究したり、作業をこっそり見たり、技術も知識も身に付けるまで時間がかかりました。
不安で出来ないと言うのは簡単です。他の人がやった方がいいんじゃないかと思ってもやってみる、挑戦し続けたからこそ今の自分があると思います。
その機会を何度も作ってくれて、その都度指導してくれる人たちがいてくれたことは本当に感謝しています。 |
|
これまでのキャリア |
私は現在、企画部長を務めさせていただいています。
自分自身のことだけではなく、後輩たちの指導も実務です。
後輩達から学ぶことは多く、人間力に磨きがかかります。財布作りでは得られない経験が出来ています。 |