宮地エンジニアリング株式会社

1908（明治41）年に東京都墨田区で創業した株式会社宮地鐵工所が私たちのルーツです。以来、100年以上にわたって技術を磨き、日本を代表する鋼構造物の設計・製作・架設・保全業務などを数多く手がけてきました。なかでも橋梁を得意とし、1973年の建設当時国内で最長の橋となった関門橋、世界有数の支間長（橋を支持する部分の距離）をもつ明石海峡大橋のほか、関西国際空港連絡橋、東京ゲートブリッジにも当社の鋼構造物が使われています。ほかにも、東京タワーや東京スカイツリーの建設、高速道路の大規模更新・修繕、鉄道橋の架設など、技術力への信頼を背景に、時代のニーズに応え、時代を代表する構造物・建築物を手がけています。

私たちは、橋梁をはじめとする鋼構造物の設計から保全までを手がけており、その技術をさらに磨いていますが、新たな技術開発にも力を入れています。その一つが、軽量で強度があり、耐水性・耐食性にすぐれたFRP（ガラス繊維強化プラスチック）材の製品。橋梁や道路の床板、工事の際の仮設の階段から桟橋や防風柵など、さまざまな場所で使われています。橋梁や道路の老朽化診断に活用できるシステムも自社開発しています。これは、光ファイバーを使って構造物の挙動をリアルタイムにモニタリングできるシステムで、構造の健全度診断に力を発揮します。また、老朽化した道路の交換技術など、時代の要請に応える開発に、今後も取り組んでいきます。

明治の創業期から100年以上にわたって技術を蓄積すると共に、社員が働きやすい制度づくりも進めてきました。2019年11月には「仕事と生活の調和の実現」を掲げ、「20時一斉消灯制度」を導入しました。それ以外の日も残業時間を抑制するために「水曜日はノー残業デー」を導入しています。業務の状況にもよりますが、定時で退社することは当社では珍しいことではありません。また、完全週休2日制を導入しているほか、会社カレンダーにより「有給休暇推進の日」を設定し、有給休暇の取得も推進。ワークライフバランスを重視しています。職場は部署を超えてコミュニケーションが盛んですが、同時に落ち着きがあり、仕事に集中できる環境です。