学校と塾ってどう違う? 同じ「教える仕事」でしょ?
・・・「一見似ていても、まったく 違う仕事」・・・役割分担です。
以下は こちらから見た、公立学校と塾の違いです。
まず
学校、学校を管轄するのは文部科学省、塾の管轄は経済産業省、という違いがあります。
そして
■公平均等な教育をするのが公立学校(公教育)です。
※日能研は中学受験に特化した小学生対象の塾ですから、公立の小学校と比較します。
税収をもとに公平なサービスを提供するのが国の仕事、教育は文部科学省の仕事です。
ですから、生徒さんの少ない山間部、離島にもちゃんと小学校があります。
この素晴らしい成果の一つが世界最高レベルの識字率でしょう。
日本の教育水準は世界でもTOPレベルですね。
しかし「公平均等」であるための限界もあります。個別の特別対応は出来ません。
クラスの中には成績上位の子、中位の子、ついていくのが大変な子が、一緒に授業を受ける。
結果として成績上位の子には物足りない+ついていくのが大変な子には厳しい。
またこの地域に住む子はこの学校に行く、と決められている。
例えば、あの中学は荒れているから、と言って校区外の中学に行くわけにはいきません。
※小学校の教員をやっている私の友人が言っていました。
「教師と生徒、お互いが相手を選べないんですよ」と
■目的・適性によって選べるのが塾です。
中学を受験したい人は、日能研に来ていただく。
また「成績がいまひとつ。何とかついていきたい」という生徒さんにはそういう塾があります。
周りと励ましあえる集団授業が向いている生徒さんにはそういう塾が、
マイペースのほうが 向いている生徒さんには個人指導の塾もありますね。
塾は目的によって、生徒さんの個性に合わせて選べるのです。
また、一度そこに入っても、自分に合わなければ他に変えることもできます。
そうした個別のニーズに対応するため、授業料をいただく。 これは公教育にはできないこと。
ただしビジネスですから、ある程度の生徒数が集まる地域でないと教室を作れません。
■結 論
学校と塾は補完しあう関係、「役割分担」の関係ということをご理解いただきたいのです。
お会いできるのを楽しみにしています。
文責:株式会社日能研九州 採用担当 江上 直