選考であなたの経験を聞く理由・・その経験が役立つかどうか?というより・・。
写真は私のネームプレートです。先日、ある生徒さんが指さして尋ねました。
「ヒトゴトってなんですか?」会社訪問に来ていた学生さんと一緒に微笑んでしまいました。
「これね、ジンジって読むの」「ジンジって何ですか?」とやりとりが続きました。
「ねえねえ、あれなんて読むの?」と仲間でコソコソ・・・でなく「?」があったら、気軽に聞いてくる。
アットホームな社風が特徴の日能研九州ですが、生徒さんとの関係もフランクです。
■こんにちは、日能研九州採用担当の江上です。
今回は就活アドバイス『選考であなたの経験を聞く理由』です。
実は「その趣味・特技が自社で生かせるか?」という目的で質問しているのではありません。
では、何をみているのでしょう?目的の一つが、ずばり「語彙力」。
つまり「相手の理解度に合わせ、わかりやすい言葉に言い換えて話が出来るか」です。
ん?ピンとこない・・・ですよね。
例えば・・・
オーケストラでトランペットを吹くのが趣味の私(江上です)が
「ウインナワルツのリズムはウィーン独特のもの、絶妙なテンポのタメやリズムの揺らしをまねしてもなかなかサマになりません。そこをしっかりこだわって頑張りました」と講釈をタレても、
興味のない人には、何のことかピンときません+アクビが出る(笑)。
でも、そこで
「テレビドラマで、俳優さんがしゃべる薩摩弁(関西弁でもいいのですが、我社の代表、西中は鹿児島出身なので、ここは薩摩弁ということで)は、地元の人が聞くとどうもサマにならないでしょう。それに似ているかもしれません」と添えると・・・
なんとなく「ああ、そういうことか」と、わかったような気になりませんか?
気の合った同年代のコミュニケーションでOKの学生時代と違い、社会では自分の親のような年齢の上司とも意思疎通を図らなければなりません。
これは勉強のことを伝えるのも一緒ですね。
専門的な分野であればあるほど「専門的なことを、専門外の人にもわかりやすく話が出来れば」
評価は上がります。
あなたが面接で使いたいその単語、その言い回しは、たとえばあなたの親御さんの年齢の人にも理解できるでしょうか?
面接の前に(エントリーシートを書く前に)もう一度冷静な目で見直してみて下さい。
次回は「面接で、何か質問はありませんか?」聞かれる理由」・・6月5日午前10時UP予定です。
お楽しみにどうぞ。
文責:株式会社日能研九州 採用担当 江上 直