石川県信用農業協同組合連合会

みなさんが街中で目にするJAは「市町段階のJA」と呼ばれるもので、石川県には加賀から能登まで15のJAがあります。そして、市町段階のJAがより高度な仕事を行なうために、各事業を専門的に担っているのが当会のような「都道府県段階のJA」です。当会は信用事業（JAバンク）を専門とし、石川県の特色に合わせて事業計画を取り決め、県内15JAに指導や情報提供を行なっています。そんな当会の役割は、「県内JAと一体となり、石川県農業の振興と農家経済の向上を金銭面から支援すること」そして「地域社会の発展に貢献すること」です。新規就農者育成に向けた助成や、環境・文化・教育・スポーツ分野への協賛など、幅広く活動しています。

当会は地域の金融機関として、貯金業務・為替業務・融資業務・資金運用業務などを手がけています。また、これらの業務に加え、県内JAの金融部門の統括を行なっていることが特徴です。具体的には、マイカーローンや住宅ローンなどのキャンペーンの企画・テレビCMや新聞による広報活動・JA職員の金融知識の習得に向けた各種研修会の開催・県内JAの経営状況のモニタリングなどを担っています。そのほか、当会の経営に関する事業計画および予算統制を行なう企画管理担当や、人事労務および管理業務を手がける総務人事担当などのポジションもあるのです。先輩たちはさまざまな部署を経験し、金融業務以外のことも幅広く手がけて成長しています。

当会では、職員が働きやすさを感じられる職場環境づくりにも力を入れているところ。たとえば、有給休暇の取得促進に取り組んでいて、時間単位での取得も可能としています。また、子どもが発熱した際など、急な休みも取りやすいような環境づくりを行なっています。さらに、月3回ノー残業デーを設定しているほか、夏季休暇や特別休暇を充実させるなどして、仕事とプライベートの両立を支援しているのです。そのほか、各種研修をはじめ、通信教育支援や国家試験等資格取得支援など、職員の成長をサポートする体制を整えていることも当会の特徴。基本的に転勤がなく、働きやすさは「平均勤続年数19年」（2023年4月現在）という数字にも表れています。