「ワーカーズコープちば」は、私たちワーカーズコープ・センター事業団と同じく、日本労働者協同組合連合会に加盟している団体の一つで、病院清掃や物流から始まり、訪問介護や放課後等デイサービス、職業訓練講座、子ども食堂、フードバンク・制服バンクなど、千葉県全体の地域ニーズに応じて幅広い事業を行っています。
研修では、理事長の菊池さんから設立の経緯や事業内容、事務局の倉持さんから職業訓練講座についてのお話を聞き、制服バンクを見学しました。
制服バンクとは、不要になった制服を集めて必要な人にリーズナブルな価格で引き継いでいく活動のこと。ご近所さんからお下がりをもらうことが少なくなった今、制服が買えない人の他にもサイズアウトした人、壊れてしまった人など色々な需要があるそうです。
参加した研修生からは、
「だれもが学校や家庭に居場所があるわけではない。そんな人のために安らげる居場所が地域に存在する大切さを感じた」
「ご近所付き合いが減っている中で、制服バンクが地域の大事な寄り所になっているように思った」
「職業訓練講座は、自治体が運営するよりも人を集め、新たな仲間の獲得にもつながっているということで、理念と事業が良い形で両立している」
などの感想がありました。
フードバンクの活動を先駆的に始めるなど、事業と合わせて地域活動を実践している「ワーカーズコープちば」を訪問し、地域の困りごとから始まる仕事おこしを学べた1日でした!