これが私の仕事 |
競馬場の屋根がない場所、そこが私の担当です 平常業務では馬場・造園・土木の3分野の業務を担当しています。特に重要なのは競馬に欠かせない馬場。芝・障害・ダートの各コースを開催日に最良の状態で迎えるため、年間の作業計画を立てて管理を行っています。また、馬場だけでなく競馬場の屋根がない場所は馬場造園課の担当です。競馬場の花壇や樹木といった造園の業務で、お客様を迎える準備を行います。土木の業務では駐車場の舗装やフェンスの補修など美観や安全に配慮した施設整備も行います。開催業務では馬場状態の確認やレース間の馬場整備の指示出しを行い、レース中は競走中止馬の馬運車への収容や破損した柵の復旧など、アクシデントへの対応に備えます。1日12競走を円滑に施行するために常に時間を意識しています。その他、投票所の責任者や場内整理業務を担当することがあります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
手掛けた馬場で迎えた競馬開催 中山競馬場に配属されて2年目に芝コースの芝張替工事を担当しました。設計、発注、施工管理まで一連の業務に携わり期限までに竣工させる、いわば工事の責任者です。馬場は特殊な構造のため、施工業者との綿密な打ち合わせが必要で、かつ競馬場内の他工事と並行して作業するため、関連部署や施工業者との緊密な連絡が必要でした。工事が円滑に進むように調整するのはひと苦労です。雨天続きで作業が進まない時期や工事内容の変更対応といった不測の事態等もありましたが、上司や施工業者等の協力により工事は無事に竣工しました。しかしながら、実際に競馬で使われるまではまだ気が抜けません。竣工後に迎えた競馬開催、最初の芝レースが無事に終わった時にやっと安心でき、同時に自分が手掛けた馬場で競馬が施行されたことへの達成感を味わいました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
興味とチャレンジ 正直、特に競馬が好きというわけではありませんでした。たまに見ていた競馬のテレビ中継に映る多くのファンの姿を通して、多い日には十万人にも及ぶ人々を向かい入れ、熱狂させる競馬とはどのような世界なのかという興味を漠然と持っていました。それがきっかけでJRAの就職セミナーに参加し、人事担当者に受験資格等の問い合わせをしました。そして、就職活動を続ける中で、私は大学・大学院で学んできたことをベースに新しいことにチャレンジできる会社を重視するようになりました。JRAであれば自分が学んできた造園の分野だけでなく、馬場や土木といった新しい分野でも活躍できると思い入会を決めました。私が学んできたことは森林や草原の生態学で、仕事に直接関係する分野ではありません。しかし、考え方や物事の捉え方などを仕事に活かしています。 |
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これまでのキャリア |
本部 施設部 馬場土木課2年
現在は中山競馬場 馬場造園課所属(3年目) |