これが私の仕事 |
重要な国防を担う「小口径銃弾」の新技術を開発 自衛隊の皆様が使用する11.4mm以下の小口径銃弾を開発・製造しているのは国内で唯一、当社のみです。重要な国防を担う立場にあり、常に安心安全の絶対品質でなければならないという責任を背負っています。手のひらサイズよりずっと小さい銃弾ですが、材料、流体、化学、機械等々、様々な要素技術が詰まっています。試作から評価、量産化のための製造方法から品質管理方法まで一貫して行っており、国内ニーズに合わせたONLY1弾薬を開発することを目標としています。常に10数件の案件が動いていますが、中には10年がかりでやっと成功するなんてこともあります。開発過程では、なかなか成果が出ず失敗も沢山ありますが、銃弾に新たな価値を付加するとともに、威力と精度の2大性能の追求を目指して、業務に邁進しています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
自らが主体となり社内に新技術を導入。会社に新たな歴史を刻んでいく。 技術部に配属され2年が過ぎた頃、硬い目標物に弾着した時、粉々に破砕して跳弾しないという「フランジブル弾」の開発を前任から引継ぎました。開発自体はほぼ完了していましたが、安定して十分な性能を維持するための製造方法や品質管理法を量産開始までの2年で確立させました。すでにノウハウがある塑性加工技術ではなく、全く未知の加工技術でアプローチ。そのために社外で実習を受け技術を一から習得し、製造スタッフにもアドバイスを貰うなどして設備の改良や専用治具の製作を行った結果、作業効率の向上と、安定した量産技術を得ることに成功しました。新しい技術に挑むことがミッションであり、常に新規品の開発を行える環境にあることが、技術者にとって幸せなことだと思います。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
「金属塑性加工“深絞り”」のサンプルを見た時の驚き! 大学ではショットピーニングによる鋼材の機械的性質向上に関する研究を行っていました。当社のコア技術である「金属塑性加工“深絞り”」については、ほとんど知らず何かものづくりで設計開発の仕事ができれば…という思いで当社の説明会に参加。その時、“深絞り”のサンプルを見てそのスゴさに魅了されてしまいました。薄い一枚の金属板から筒状や箱状、他様々な形にしていく加工法。「径に対して66倍の長さの部品の深絞りを可能にするなんて」驚きしかありませんでした。また、その技術は防衛省向けの小口径銃弾を製造している技術が活かされているという。好奇心をそそられるだけでなく、安定と信頼性、そして技術力のある会社であると容易に想像できました。現実的なところでは、転勤がなく開発の仕事が可能。そんな会社は、なかなかないですよね。 |
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これまでのキャリア |
第一製造部 加工一課にて小口径銃弾の製造を経験。基礎を学ぶ→第一技術開発部 開発一課(現職) |