大手建設コンサルタントは業界での知名度も高く、売上げが大きく、歴史もある企業です。
多様な専門分野に細分化された部署を持ち、有資格者も多いです。
大手の有利な点としては、知名度、専門性の多様さ、実績と人材により大規模事業の入札を有利に進めることができます。
中小建設コンサルタントは社員数100人以下の地域密着型企業が当てはまります。
地方の建設コンサルタント業務のうち、業務規模が小さい入札は地元企業間に限定されます。
大都市圏に拠点を持つ大手建設コンサルタントは人件費、固定費も高く、打合せに行く手間、時間がかかるため、業務規模が小さい業務では地元企業にコスト面で太刀打ちできません。
よって地元密着型企業は、大きな利益はあげられないものの、経営は安定しているところも多いです。
大手建設コンサルタントであれば、全国各地で大型のプロジェクトに携わることができます。ただし、専門分野も細分化されており、分業作業的な側面もあるため、一人でプロジェクト全体のすべての工程に携わることは難しいです。
その反面、弊社のように静岡県の自治体に密着している中小建設コンサルタントであれば、プロジェクト自体の規模は小さくなりますが、業務は1人~数人で進めていくため、計画から測量、調査、設計、現場管理まで一体的にすべての工程で携わることができるため、実務を数多く経験でき、より自分で作り上げたと実感できると思います。
また自分の生活圏に近いインフラ整備に携わることでできるため、より身近に感じることができると思います。医者で言うところの「かかりつけ医」のような立場ですね。