当社のYouTube動画でもお伝えしてきた桐生市庁舎が完成し、12月22日に落成記念式典が
執り行われました。
その少し前に、監理部主導で積算や設計部で希望者をつのり、桐生市庁舎の見学会 が
行われました。
設計というのは何となく分かっても、「積算」というのはどんな業務なのか、ピンとこない人も
いるかもしれません。
「積算」とは図面や仕様書を元に建設工事の費用を算出する仕事です。
積算部が算出する費用をまとめることで、工事の見積書が作られます。
おおまかな仕事の内容をご紹介すると
【人件費や材料費・工事費の算出】
工事に必要な材料や、作業員の人件費など、総合的な工事費を算出する業務です。
材料費を積算する際は設計図書や仕様書を確認し、必要な材料の数量を算出します。
人件費では、工事に必要な人員数を賃金相場から算出します。
また、設計図書や仕様書を読み解いたうえで、仮設工事費や作業に必要な電気代など
全ての諸経費を洗い出すことも積算業務の1つです。
【価格交渉】
材料を扱う業者や設備工事を請け負う業者と価格交渉により、工事の費用を最大限に
抑え、どれくらい利益を出せるかが決まります。
見積書は工事を受注できるかを判断する目安となります。工事を受注できるかどうかは会社の
売上に関わるため、積算業務は重要な役割を担うポジションです。
今回のような見学会に参加すると、自分が机上で設計や積算をしていた建物が、実際に立体と
なった姿を見ることができ、自身の業務の理解が深まる良い機会となります。
皆さんも入社してからこういった機会があったら、ぜひ参加してみて下さいね!