8月には南海トラフ地震臨時情報が発表され、皆さんも大地震が起きた時の備えや対応を改めて
考えた方が多いと思います。
さて、大きな災害が発生すると、自衛隊の方々を始め、警察・消防・ボランティアなど多くの方が
救助・捜索・復旧などの活動に携わりますが、実は我々建設業も大きな役割を担っています。
都道府県や市町村と「災害応急対策業務に関する協定」を締結し、災害発生時には、寸断された
道路の通行を確保するための倒木処理や土砂撤去、浸水被害の拡大を防止するための土のう
設置など、様々な応急処置を行っています。
また当社が所属する群馬県建設業協会では、
SNSを活用した新・災害状況共有システム「ぐんケン見張るくん」を
開発しています。
このシステムは、協会員がパトロールして見つけた被災状況や降雪情報を、を画像や動画付きでSNSやX(Twitter)に投稿して情報を共有するものです。
道路や河川を管理する監督官庁や市町村はもちろん、自分の家の近くの河川の状況や、山間地の雪の情報をを知りたい県民にも大きなメリットがあります。
また現場からの確度の高い情報を、地元の群馬テレビ・上毛新聞やNHKに発信し、視聴者に速報で提供されることで、県民の安全確保にも役立っています。
地球温暖化に伴い、自然災害は今後ますます頻発すると予想されています。
水害や土砂災害から暮らしを守り、大規模な災害が発生しても被害を最小限に食い止めるため、
河川堤防やダム、下水道の整備、既存施設の機能向上、雨水の流出抑制のための貯留・浸透
施設の整備等、さまざまな対策が行われています。
当社でも、洪水リスクを低減するためのダム建設に関わる工事や、河川が氾濫した後の護岸復旧
工事、下水道の敷設工事など、数多くの工事に携わっています。
建物を作る際には、多発する豪雨に対応できるよう、建物内に水が入らないように駐車場の
勾配をつけたり、排水管や集水桝の容量を基準よりも大きくするなどの工夫をしています。