おおたCCTカレッジ は、4年前に群馬県建設業協同組合の中に設立された技術専門
学校です。
当社からも新入社員を始め、若手から入社7年目くらいの中堅社員が数多く学んでいます。
今日は総務部の部長であり、学校の校長を務める簑輪さんにインタビューをして
みました。
Q : おおたCCTカレッジの学校概要について教えて下さい。
A : 組合員となっている各建設会社の若手技術者を育成するための養成講座を開いて
います。建築・土木に関する施工管理技術を経験年数に応じ、初級・中級のコース
別に教えています。
受講期間は5~8ヶ月、講義時間は100~130時間程度です。
受講費は群馬県労働局の助成金の対象となっているため、経済的な負担が少なく、
受講しやすい内容となっています。毎年50名程度が受講しています。
Q : おおたCCTカレッジではどんなことが学べますか?
A : 建設に関する専門的な基礎知識や施工管理技術、関連する法規等が学べます。さらに
建設技術者として必要となる国家資格の取得にも対応する講義内容となっています。
Q : 校長となって苦労したことはありますか?
A : 業界団体が運営するこのような講座は全国的には見当たらず、開講当初は手探りで
運営してきましたが、講座も今回で4回目となり、ようやく定着してきたように思われ
ます。
しかし、建設業への若手就業者の減少から、本講座においても年々受講者が減少して
いることも否めません。そのような中、太田市だけでなく近接する地域から受講者を募る
こと、さらには施工管理の仕事の魅力を世代の異なる受講者に対し、どのように伝えて
いくかが苦慮するところです。
Q : 今後の抱負について聞かせて下さい。
A : :建設業はインフラの整備や維持管理、防災・減災の対策、そして健康で文化的な生活
環境の構築等、社会において極めて重要な役割を担っています。今、受講している
若者たちは、将来この役割を中心となって果たしていく技術者に成長しなければなりま
せん。
高い技術力と創造力を持ち、様々なことを自分事として捉え使命を果たす「技術屋」を
育てたいと思っています。