現在当社で施工中の物件の中で注目の工事は、群馬県桐生市の桐生市庁舎建設工事
です。
現庁舎の隣の敷地で建設中の新庁舎は、敷地の形状に合わせて、なんと六角形の建物で、中央は吹き抜けになっています。
(この写真は一番上から吹き抜け部分を見下ろしたところです)
設計を担当されている久米設計さんによると、織物で有名な桐生市の庁舎とあって、桐生織物の
製造工程で使われる「糸巻き」をイメージして設計されたそうです。
完成は今年10月末の予定で、今は建て方や床のコンクリート打設を行っています。
災害発生時には街の重要な防災拠点となるため、現場では市民の皆さんを招いての免震装置の
見学会なども開いています。
今週、この現場で次回アップするYouTube動画の撮影に同行しました。
近日公開予定ですので、お楽しみに!!
工事の詳細については現場所長の神谷さんから、免振工事見学会の際に頂いたコメントをご紹介
します!
《神谷所長のコメント》
六角形の建物形状を生かし、3つのコア部に配置した鉄筋コンクリートの耐震壁により
ほぼすべての地震力を耐震壁で負担する構造で、免震効果を最も発揮しやすい形と
なっております。
免震装置は、1F床下基礎免震 1F梁はSRC造の架構計画となっており、コンクリートの
充填性が重要になります。
また3つのコア部の耐震壁、柱、梁内部に仮設鉄骨を用い鉄骨建て方が先行できる
ように工夫しています。
その他 ピン構造の鉄骨、CFT柱、PCA庇など各施工ステップの計画書を作成し設計・
監理者と協議をしながら現場を進めています。
また意匠についてはモックアップを製作し、工事を円滑に進める工夫をしております。
桐生市民の方々に喜ばれ、桐生市のさらなる発展に寄与する建物を安全に作りたいと
思います。