毎年7月1日から7日までの1週間は「全国安全週間」として、職場における労働災害防止活動の
大切さを再確認し、積極的に安全活動に取り組みをする期間となっています。
当社でも毎年、全国安全週間に先駆けて、6月に安全衛生大会を行っています。
会社の規模が大きくなってからは、本社と首都圏で会場を2ヶ所に分けて開催していますが、
6月11日には東京国際フォーラムにおいて、第10回目となる首都圏グループの安全衛生大会を行いました。
開会に先立ち、この1年の間に全国で建設災害で亡くなった方に対して黙とうをさざけた後、
関栄会首都圏支部の荒井会長や当社の加藤副社長、ご来賓にご挨拶を頂きました。
またこの1年間の工事を通じて、多くの協力会社の中から、特に安全で優秀な工事をされた会社と、現場で工事を担当する職長さんに対する安全表彰を行いました。
会の中では、皆さんに施工実績としてご紹介をした、つくば市のみどりの南小・中学校の現場での
安全対策の取り組みについて、桑田副部長が発表を行いました。
残念ながら、この現場では労働災害が発生してしまい、その事故の事例と改善対策についての
説明がありましたが、なんとこの現場は
■ 延べ作業日数 505日 (21ヶ月)
■ 延べ労働時間 524,314時間
■ 延べ労働者数 61,684人
という、ちょっと想像できないくらいのスケールだったそうです。
もちろん事故は起きてはいけないことですが、作業日数や労働時間が長いほど、現場で働く人が
多いほど、事故が発生する確率は高まります。
またこの現場で起きた事故の傾向として、昼休み後の時間に発生した事故が多かったということで、ふとした気の緩みから、脚立から落下したりという事故に繋がることが分かります。
現場で働く皆さんも、この安全大会を契機に、無事故・無災害に向けて注意喚起を徹底して
いただきたいと思います。