こんにちは!亀戸地域活性担当の仲野です。
今日はまた、まちづくりプロジェクトの話をします。
亀戸には、まだまだ知られていない魅力がたーーーーくさんあります。
それをどう発信していくかを、住民たちと考えています。
その中の柱のひとつに、
「川に囲まれた亀戸の魅力をアピールしたい」
というのがあります。
じゃあそのために何をしようか、と話し合ったところ、いろいろな案が出てきました。
江戸時代にあった舟着場を復活させるとか、土手沿いの道を整備するとか、土手への階段をスロープにするとか、ランニングコースの距離表示を設置するとかです。
こんな感じで、どの柱のグループも、したいことを決め、具体的な案を出すところまでは、楽しく滞りなく進みます。問題はその後です。その中のどれにアクションを起こすかは、住民の需要と熱量次第です。
住民の思いを聞き、アクションをしぼる。
これが1番、難しいです。
個人で動くと、大抵ここで挫折します。
そのため、町づくりのコンサルをいれ、やる事の優先順位を決めて実際に着手できるところまで引っ張っていってもらいます。
でもそれがゴールではありません。私の理想は、さらにその先にあります。気の長い話ですが、亀戸に文化が生まれればいいなと思っています。「川を楽しむ」という文化です。
旧中川の土手沿いに関しては、今も一部のランナーや近所の人の散歩コースとして愛されてはいますが、あそこは一部で楽しむだけではもったいないくらい、美しいです。
竪川河川敷公園には、初心者でもカヌーとカヤックが楽しめる施設があります。
SUPで旧中川ー小名木川ー横十間川ー北十間川を一周することだってできます。
習慣的に川を利用する人や、外から利用する人がもっともっと増えると、それが文化になります。亀戸の文化として認知されるようになると、映画や小説の何気ないワンシーンに、亀戸の川や川沿いが使われるようにもなります。
交通が発達し舟運需要はなくなりましたが、現代は舟運が盛んだった頃とは違う、精神的豊かさに重きを置いた川の使い道があるということを、もっと亀戸の人に意識してほしいなと思います。
せっかく川に囲まれているのだから、自然と共存し、子ども時代から町の恵みを楽しむ、そんな風になればいいなと思います。
写真は、北十間川沿いの行き止まりです。ここから横十間川までつながれば最高なんですけどねー!