これが私の仕事 |
妥協無く よりよい紙面に 紙面のレイアウトと見出しを考える「整理記者」という仕事をしています。現場第一線の取材記者から刻一刻と届く記事を、紙面というお皿に盛り付ける料理人のような存在だとよく例えられます。その世界は実に奥が深いのです。「禁じ手」と呼ばれるレイアウトのルールを破らないように組み上げていくのは、あたかもパズルのようです。代表的なルールを一つ紹介しますと、ある大きさ以上の見出しの高さが横にそろってしまうのは「お見合い」といいます。格好が悪いから避けるべきだとされます。記事を盛り付けるレイアウトの正解は一つではありません。いかに読者に「読ませる」レイアウトをするか考えるのが、この仕事の妙味です。私のモットーは「中途半端は好きじゃない」。良い紙面を送り出せるよう、毎日妥協なく全力で考え、日々反省です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
品位と面白さ 両立考えて 見出しをつけるのもまた、正解が一つでない、奥が深い世界です。例えば、11字で記事のエッセンスをすべて伝えきらなければなりません。限られた字数の中で、そのニュースを専門紙としての品位を崩さないようにどう表現するか、取材記者時代に味わった現場の空気感を意識しながら、常に心を砕いています。とはいえ、真面目な内容ばかりでは読み応えがなくなりますから、記事の内容によっては時に面白さも求めます。あいうえお作文や川柳なども見出しに取り入れながら、メリハリのある紙面構成を目指します。そうしたところ、ある日、読者から「見出しが良かった」と、お褒めにあずかったことがありました。反響をもらえるというのは、整理記者としては最高に嬉しいことです。私の取り組みが間違っていなかったと感じた瞬間でもありました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
楽しく仕事 とことん追求 入社したばかりの頃は右も左もわかりません。新聞紙面が広大な土地に見えて、ここに締め切り時間までに1行も余らせず記事を割り付け、紙面を完成させないといけないと思うと途方に暮れそうでした。でも、同期入社の仲間と、常に対等な立場で意見を交わせたのは精神的な支えになりました。おかげで、楽しく社会人のスタートが切れたと感謝しています。まずは自分が楽しく仕事をしなければ、良い紙面を送り出せません。これから入社する皆さんとも、一緒に楽しく仕事できる環境をつくっていきます。共に紙面制作を楽しみましょう! 電気新聞には仕事をこなしながら、プライベートでは子育てに奮闘するお父さんお母さんがたくさんいます。自分もその一人。プライベートの時間をしっかり取れますよ! |
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これまでのキャリア |
本社で紙面制作担当(1年)→中国支局【広島】赴任(3年)→本社でメーカー取材担当(3年)を経て、再び本社で紙面制作担当。 |