さて今回は、皆さんから良く聞かれる「設計という仕事は、専攻外の学部の私でも大丈夫ですか?文系ですけど、やっていけますか?」という質問について、お答えしたいと思います。
まず単刀直入、結論から言いますと、「勿論、大丈夫」です!
その理由は、『入社後の技術研修で、ベテラン先輩社員が、あなたをゼロから一人前に育てる』だけでなく、更に以下3つの理由と考えています。
1. 専攻外はハンディでなく、アドバンテージ!
まずは「専攻外だけど大丈夫?」の質問をされる方は、まず大丈夫だと思います。
それは、自分が専攻外で知識や経験がゼロの為、入社後はそれ相応の努力をしないとダメだと最初から分かっているからです。
イソップ寓話「ウサギとカメ」のお話は知っていますよね。
必ずしもそうではありませんが、極端に例えるなら設計経験者はウサギ、未経験者はカメ。
現状の知識にアグラをかいて余裕の経験者と、劣等感が一杯で毎日コツコツ真面目に努力する未経験者。
将来、どちらが勝ると思いますか。
勿論専攻や学歴も大切ですが、社会では努力した者が必ず勝ると思います。
専攻外であることをハンディと思わず、自ら努力して成功に近づける絶好のアドバンテージだと思って下さい。
2. 自分の夢を叶える為に、今の大学・学部に入ったのか?
皆さんはなぜ、今の大学・学部に入学したのでしょうか。
恐らく、高校一年か二年生の頃に、文系に進むか理系に進むかを学校に迫られて、テストの点数の良し悪しや単純にその科目の好き嫌いだけで、しかも自分の意志でなく担任の先生や親に勧められて、言われるままに、ただ何となく選択した方が多いのではないでしょうか。
その後大学進学となっても、当然のように文系は文系の大学、理系は理系の大学と、改めて進路を見直そうとした方は殆どいないのではないでしょうか。
しかも、その最初に進路を決めた高校一年二年と言えば、まだ16歳か17歳。
皆さんその当時は16歳でも「子供扱いするな」と大人のように思っていたはずですが、今振り返るとどうですか。まだまだ子供ですよね。
その幼い16,7の頃に決めた進路を、増してや先生や親が決めた進路を、これからも振り返らずに永遠に進むのは如何なものかと本当に思います。
ですから、学生生活最後のこの時期に、心も体も当然大人になったこの時期に、改めて「何をやりたいのか」振り出しに戻って考えることが、今本当に大切なことだと思います。
文系の方が理系の仕事、理系の方が文系の仕事、大いに結構じゃないですか!
3. 設計は伝達能力!
設計とは、知識や経験に基づいて、考えて考えて考えて、それでも考えて、そしてそれを図面に書くことです。
但し、勿論それも大切ですが、設計は現場にモノを伝える力、即ち『伝達能力』が大切です。
モノを、より正確に、より高い品質で、より早く、より安く、より安全に伝えることが大切です。
ですから、この『伝達能力』をより一層磨けば、専攻が理系であっても文系であっても、全く問題ないと考えます。
ともかく弊社は、理系の皆さんは勿論、文系の皆さんも、『ゼロから一人前に育てます』ので、安心して入社して下さい!