これが私の仕事 |
顧客向け試作品の開発 私は顧客や社内からの依頼を受け、量産品ではない粒子サイズや組成のオーダーメイドの誘電体材料を開発しています。
最も多いのは当社の主力製品である積層セラミックコンデンサ(MLCC)向けのチタン酸バリウムで、材料選定から試作後の検査(分析)までを行ういわゆる研究開発の仕事になります。
また、もう一つの業務として生産技術的な仕事もあり、チーム(2人or3人)を組んで量産品の品質チェックや工程確認といったことも行っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
1つのものをゼロから作り上げるやりがい 試作品の開発業務に全て関わることができる点にやりがいを感じています。
当社の試作では、材料選定→条件設計→配合や焼成→分析の手順で行います。
材料選定や条件設定では、目的や用途に応じたサイズや純度の原料を選定し、それらを適切に分散させ、その後の製造工程での焼成時間や温度を決定します。
一般的に焼成温度が高いほど粒子サイズは大きくなるのですが、装置の限界温度を超えた条件が必要になる事もあり、その場合には材料選定からやり直すことになります。
試作品ができた後には分析を行い、想定したサイズ・純度になれば完成となります。
自身の開発した試作品が顧客で量産品として採用され、スマートフォンや車の中のコンデンサとして社会で使用されるのが技術者としての私の目標です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
大学での研究内容を活かせる点と粉体技術に関する長い歴史 私は大学ではセラミックス材料に関する研究をしており、学生時代から今の仕事内容と非常に近いことを行っていました。
共立マテリアルは創業から現在までの85年以上セラミックス原材料を取り扱っており、特に粉体技術に関する長い歴史とノウハウ(焼成の手法や粉末原料同士の相性など)があります。
詳細については企業秘密のためここでは説明できないのですが、大学で理論として学んだことを実務として経験できる点が魅力だと感じました。
また、勤務地についても名古屋で働きたいという思いがあったので研究拠点が名古屋市にあり、転勤があったとしても三重県と比較的近い距離という点も理由の一つです。 |
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これまでのキャリア |
社内の組織変更の関係で技術開発Gから生産技術Gに異動はありましたが、入社してから今まで誘電体材料の試作・開発に携わっています。 |