こんにちは。人事ブロガーの福田です。
入社前の皆さんに退職時のお話をするのもどうかと思われますが、退職金も本質的には給与の一部であり、後払い賃金という性質があるので、ご説明します。
退職金は法的に義務付けられているものではないので、制度がない会社もあります。
退職金という名のとおり、退職時に一時金、または年金で支払われるものです。
計算方法は、「最終給与×○ケ月」であるとか「ポイント制:最終累積ポイント×固定金額」であるとか、制度によって様々です。
当社の場合、1年ごとに「役割資格(役職)」と「勤続年数」に応じたポイントを付与し、それを累積した退職時ポイント合計が計算の基礎になります。
在職中の社員は、毎月振り込まれる給与のように手元にお金が入るわけではないので、あまり意識することはありません。しかし、前述した後払い賃金という性質があり、見えないところでしっかりと社員のために積み立てていると考えてもらうといいです。会計上も人件費として毎月発生しています。
会社によっては退職金制度がないかわりに、その費用を毎月の給与に含めて支給することで、高めの給与水準にするケースもあります。
それも悪くありませんが、退職金の場合は税制優遇があったり、定年後の生活のために貯蓄的な意味合いもあるので、退職金制度を適用している会社は多いです。
当社では確定給付型+確定拠出型の2制度併用で退職金制度を適用しています。
詳しくは説明しませんが、確定拠出型は在職中に積立額を運用して、将来的に支給される退職金を増やすことも可能な制度です。