こんにちは。人事ブロガーの福田です。
どの会社でも、採用面接時の必出質問といえば「志望動機」。
採用担当者としては、受験者の人物像を自己紹介でつかみ、この業界・職種に対する気持ち(やる気)を志望動機で知りたいと思ってます。
やはり、SEになりたいという強い気持ちが伝わる人には好印象を持つものです。
しかしながら、その気持ちをうまく表現できなければ、伝わってこないのみならず、「ほんとにSEになりたいのかな?」と不安感を抱いてしまいます。
そこでちょっとしたアドバイスです。
志望動機として多いのは「昔からパソコンを扱うのが好きだったので」という答えです。
これは採用担当者の期待する答えではありません。
そもそもパソコンを扱うのが嫌いな人がIT業界にやってくるはずがなく、パソコンを扱うのが好きというのは当然の要素です。
さらにいえば、SEの仕事は、一般ユーザーとしてソフトウエアを使う立場から、提供する立場になることです。これは大きな違いです。
パソコンを使って新しいものを作るのが好き、という答えのほうがよいでしょうね。
さらには、具体的にどのようなシステムを作ってみたい(関心がある)、自分が作ったシステムで社会にどのように貢献したい、SEの仕事が自分にとってのやりがいや生きがいになりうると思う理由、などを採用担当者に伝えていただきたいと思います。
人がその仕事に向いているかどうかを判断するのは難しい。
それでも、入社していただいた限りは会社に採用責任があり、仕事を通じて成長し、仕事にやりがいをもって活き活きと働いてほしいので、その困難な向き不向き判定を短い面接時間で真剣に行うのが採用面接なのです。
志望動機をしっかり考えるプロセスの中で、自分自身でも適性を判断してほしいと思います。