各フェーズで蓄積されたノウハウを、次のフェーズに反映する。この循環によって、日本体育施設(NTS)が提供する施設や製品、サービスの持続的な品質向上に取り組んでいます。
【施設計画】長期的な視点での立案
計画にあたって事業主さまのご要望や施設の立地条件を踏まえ、利用する人が使いやすい施設を提案します。
建設にあたっては、法規制や競技規則の遵守、長期的な快適性と利便性、耐久性、収益性に優れた施設を計画します。
これらの求められた性能を満たした上で、維持管理や運営についての総合的な検証に基づき、施設提案を行います。
【施工管理】専門の技術者による高度な施工管理
スポーツ施設の専門工事業者として、競技に係るすべての施設や設備の施工管理を担当します。
工事について品質管理、工程管理、安全や環境対策を客観的に検証し、工事を円滑に調整する役割を担います。
すべての人が安心して利用できる安全な施設を施工します。
【管理運営】管理・運営事業の展開で利用する人の声を活かす
スポーツ施設を「つくる」だけでなく、生き物である芝生を専門に管理するスポーツターフ管理と、都市公園の管理運営を行うパークマネージメント事業を展開しています。
1年365日にわたり施設を維持管理、運営することで分かる、アスリートやプレイヤーの満足度、地域や学校の方々から頂く「利用する人の声」を積極的に取り入れ、それぞれ異なる地域性や施設の特徴を理解し、安全で安心、やすらぎを感じる施設とサービスの提供に取り組んでいます。
【製品開発】一般的な概念に捉われず、より良いものを目指す
アスリートやプレイヤー、一般のスポーツ愛好家の皆様、地域住民の皆様から管理運営に携わる中で頂いた、第一線の「利用する人の声」をフィードバックする製品開発に取組み、すべての方に満足していただける製品とサービスを実現しています。
「陸上競技場のトラックは赤色」「人工芝のグラウンドは暑い」「人工芝では投てきができない」「公園の芝生立ち入り禁止」。
これらの旧来の常識にとらわれず、トラックの色を青くする、人工芝グラウンドの温度をミストによる気化熱で下げる、投てき競技のできる人工芝をつくる、公園にエバーグリーンの芝生を提供するなどグラウンドの多様性と可能性を広げるための工夫に取り組んで参りました。