株式会社ヤカグループ

スーパーやコンビニを見渡せば、紙製の箱に入っている商品は数知れず。箱以外にもカップラーメンの側面や、ワインボトルのシールなど、私たちの身の回りの商品には、多種多様な印刷物が使われています。そうした商品を彩るパッケージやラベルを作るのが、ヤカグループの主要事業。商品の第一印象を決める”顔”の部分を、数多く手がけてきました。お取引先は全国で500社近く存在し、私たちが製造したパッケージやラベルは日本中で見ることができます。特に西日本におけるシェアはトップクラス。関西のお土産として有名な商品の紙箱や紙袋も手掛けています。

創業は1947年。燐寸（マッチ）の製造販売が、現在の主要事業であるパッケージ・シール事業部の源流です。マッチの中身だけでなく、様々なデザインが求められたマッチ箱の企画～製造まで行っていました。そのため当社では現在でも、パッケージの企画・デザインから製造、出荷までを自社一貫で行っています。同様の体制で事業を展開している競合は珍しく、ワンストップであらゆる注文に柔軟に対応できることが、お客様から選ばれる大きなポイントになっています。ペーパーレスが進む現代ですが、紙製パッケージの需要は衰えていません。むしろ脱プラスチックにより紙製容器に対する注目は高まっており、今後も更なる成長が見込まれています。

当社では年間1万種類を超えるパッケージ・シールを生産しています。毎月のように製造する定番のものあれば、その時1回だけという限定商品も。例えばテーマパークの季節イベントに合わせた土産物の箱や、アニメや芸能人とコラボした期間限定商品のパッケージなどがそうです。毎日違った製品づくりに携わるので、次はどんなものを作れるのか楽しみにしている社員も多いです。時には、既に知っていた商品の新たなパッケージを担当することも。そうしたワクワク感が、仕事のやりがいのひとつになっています。