大学卒業後、プログラマーとして働いたのち、マイクロソフトにてコンサルタントとしてキャリア形成。その後複数の会社の役員を経験していく中で、少人数で、お金も知名度もないベンチャーが、社会問題解決に取り組んでいる姿はいきいきと楽しそうに感じたことがきっかけでサイエンスアーツを設立しました。
■平岡さんにとって、仕事とは?
人々に喜ばれて、対価としてお金を頂けること。
すなわち、社会に価値を提供し、対価として次の問題解決のための投資資金を得て、社会の役にたてれば、こんな楽しいことはないと思います。
何故そんなに楽しいのか。世界を便利にする一翼を担うことができ、人々から喜ばれるからです。
自分たちが生み出した仕事で人に喜ばれるのは、本当に得難い感動がありますね。飛行場に行くと、我々の製品が一斉に使われて飛行機が整然と動いているわけです。そういうシーンがいろいろなところで見ることができます。こういうシーンを見ることができるのは、喜び以外の何物でもありませんね。だからこそ、自分たちにしかできないことにこだわっているのかもしれません。
■社員にはどういった存在になってほしいか、その思いをお聞かせください。
当社は20代が一番多く、男女比も同じくらいです。当社の文化として、若くても責任やチャンスを与えます。入社1年後には責任ある立場になってもらうので、大企業と比べ、成長スピードは圧倒的に早いと思います。そこで期待するのは突破力がある社員になって欲しいということですね。
高度な仕事には、必ず多くの問題や障壁があります。そこを超えないと目的が達成できません。それには、地頭の良さとあきらめない心、これを突破力と呼んでいます。
■最後に、平岡さんが人生で大切にしていること、座右の銘をお教えください。
座右の銘は、吉田松陰の次の言葉です。
「夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に、夢なき者に成功なし」
我々にとって“夢”とは、具体的な行動によって実現しようとする願望です。したがって、“夢”は見るものではなく実現するものです。サイエンスアーツにとって“夢”とは、世の中の現状を変革する際の目標でもあります。この目標である“夢”をできるだけ具体化し、そして共有し、その実現に向かってチャレンジすることで変革を進めていきます。
具体的には、第一線で働くデスクレスワーカーに、Buddycomでライブなコミュニケーションを提供し、カメラや遠隔ロボット、IoTセンサーなどとつながるプラットフォームを開発・販売して、デスクレスワーカーの働き方や、ビジネスを変革していきます。
そんな我々と同じ夢を見たいという方にぜひ来ていただきたいと願っています。