これが私の仕事 |
記事に見出しを付け、写真などをレイアウト。素材を「新聞」の形に 「記者」とは現場を駆けて取材する仕事-。このページを見ているあなたもそう思っているのではないでしょうか。ちょっと立ち止まり、手元の新聞を開いてください。見出しがあり、記事が流れ、写真が配置されています。現場の記者から出稿された素材を新聞の形にする-。それが「整理記者」です。ニュースの価値を判断し、ポイントを押さえた分かりやすい見出しを付け、読みやすくレイアウトする。締め切りが迫る中で時間との闘いをすることもしばしば。現場に出ることはないけれど、自社や通信社から出稿される膨大な素材を手に、地域、日本、世界の動きをキャッチして大局的な物の見方を養える仕事です。何よりのやりがいは、自分の仕事が毎日、形になること。記事に触れる「最初の読者」として、良い紙面を作るという使命感と緊張感を持っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
うれしい出来事ばかりではないけれど 「歴史を記録する」 職場の大先輩が折に触れ、「新聞は歴史の記録だ」と口にします。その言葉の意味を、実感を伴って理解できた出来事がありました。令和が幕を開けた2019年の6月18日。紙面制作が佳境を迎えた午後10時22分、震度6弱の地震が山形県を襲いました。緊急地震速報の音が鳴り響き、フロアが大きく揺れ、走る緊張と動揺。本社に続々と記者が駆け付け、震源に近い庄内地域の状況、山形新幹線の緊急停車などが次々と飛び込んできました。その日の私の担当は社会面。当初の素材からほぼ全てを入れ替え、締め切りが迫る中で何とか紙面を組み替えることができました。「激震 眠れぬ夜」-。翌日の紙面の見出しを読み返し、胸に湧き上がったのは「歴史に立ち会った」という思いでした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
地域に密着し、課題解決や古里の発展に貢献できる 私は山形県出身で、子どもの頃から実家で山形新聞を購読しています。新聞を読み始めたのは小学生の時。地元のスポーツクラブの活躍、楽しいイベント、衝撃的な犯罪、世界を揺るがす事件がきめ細かく報じられ、食い入るように読んでいました。読者の心を揺さぶり、成長させ、新しい価値観に触れさせてくれる新聞が好きになり、自分もその現場で働いてみたいと考えるようになりました。地域に密着し、古里の問題解決や発展に貢献するのが地方紙の使命であり、地方紙記者の醍醐味です。 |
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これまでのキャリア |
本社報道部(3カ月)→本社整理部(1年9カ月)→南陽支社(2年)→本社整理部(現職:2022年度で5年目) |