本日は
「ガクチカ あなたの今までのご経験を伺う理由」
についてお伝えしたいと思います。
企業からの質問やエントリーシート記載項目において、いわゆる「ガクチカ」を伺うことが非常に多いと実感されていると思います。では、なぜ企業はそれを確認したいのでしょうか。本日は次の4点をご説明します。
・ガクチカとは
・それを確認する一般的な理由
・学生の皆さんの悩み
・当社が確認し、評価するポイント
・ガクチカとは
「学生時代に力を入れたこと」の略です。就活ではほとんどの企業で聞かれる質問ですから、学生の間でも「ガクチカ」で定着しているでしょう。
・それを確認する一般的な理由
一般的には、「学生が自由意思で何に取り組み、どのくらい頑張れたか?という“自発性”を知ろうとする意図があります。なぜなら現代の社会人には、従来の考え方にとらわれない、新しい価値を生み出す創造性が求められているからです。この時代では、各自のモチベーションの源泉は何か、どんな価値観の下、どんな目的を持って行動するのかを確認する意味で伺うと想定されます。
・学生の皆さんの悩み
面接官の立場では、前述の一般的な内容も当然確認することは事実です。但し、大半の学生の皆さまは学校の授業を受け、アルバイトを行い、趣味に時間を費やされていることでしょう。面接官を行う私も同様な学生生活でした。「何を書き、何を話せば良いのか分からない」というのが本音ではないでしょうか。
・当社が確認し、評価するポイント
ガクチカは面接で必ず伺います。その理由は、「当社で活躍できる可能性があるか」を確認するためです。
どのような取組みでも構いません。又、成果があっても無くても構いません。「時間を忘れ、熱中したこと」「地道に継続して取り組んだこと」「自分らしく時間を過ごしたこと」など、ご自身の体験をご自身のことばで伝えて欲しいです。
「熱中」や「継続できた時間の長さ」は、皆さんの「熱量」です。その「熱量」が多ければ多いほど、社会人として活躍できる可能性が高まると私は信じております。すぐには“開花”しなくても、時期がくれば“大きな花”が咲きます。
ご自身では「大したことが無い」と思われても、客観的には「すごいこと」であることも非常に多いです。「熱量」は社会人として活躍する「原動力」です。その「原動力」を限られた面接時間で面接官が端的に確認することはなかなか難しいことも事実です。そういう背景があるため、履歴書などに記載いただいております。改めてご自身の経験を振り返って欲しいです。それをご自身のことばで伝えて欲しいと切に願っております。
それでは、また。