これが私の仕事 |
小さな喜びを大切にする仕事 光の家新生園は、視覚障害に加えて知的障害・発達障害などを併せ持つ盲重複障害を持つ人が、身辺的自立を目指すための支援を行っています。担当する作業訓練係では、陶芸・木工・籐細工・手芸を用いて手指機能を養う訓練を行っています。手や指の動き・筋力・感覚の強化を図ることで、ペットボトルのキャップが開けられた、洗濯ピンチをつまめたなど、できることが増えていきます。生活の中の「自分でできた」という喜びを1つずつ増やすことで、身辺的自立に繋がります。また、作業訓練で作ったものはバザーなどで販売したり、「手さぐりの作品展」で展示しています。織機で長い作品を織り終えた時、小さなビーズをたくさん通すことができた時の達成感は自信と誇りを生みます。利用者さんの「できた!」という喜びを身近に感じることができる仕事です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
訓練成果が輝く手さぐりの作品展 光の家新生園では、作業訓練で1年間取り組んだ成果を作品として展示し、地域の方に見て頂く「手さぐりの作品展」を開いています。毎日同じ訓練内容を受けていると、飽きて手を止めたり、失敗続きで完成を諦めてしまう利用者さんがいます。そんな利用者さんにものづくりの楽しさと意味を与えてくれる機会の一つが作品展です。形が整った製品は作れなくても、自由な発想と成長段階を表す作品は一人一人の才能を示しています。利用者さんとその作品の魅力がどう展示すれば伝わるかを作品展の前日まで試行錯誤し、当日には作品の良い所を利用者さん同士で見つけ合ったり、地域の方に発見してもらう様子を見ると、利用者さんが訓練に取り組んだ日々が報われたような気がしてとても嬉しかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
100年続く基本理念とノーマライゼーションの精神 社会福祉法人 東京光の家の特徴は、視覚障害を持つ人の人生をライフステージごとに総合支援している点です。身辺的自立を目指す訓練施設「光の家新生園」社会参加と地域移行を支援する就労施設「光の家栄光園」、障害を持つ人が安心して生活できる救護施設「光の家神愛園」、など複数の施設を経営しています。障害を持っている人は、その特性のために様々な困難を抱えながら生活しています。当法人は、「人はどんな障害があっても、必ず新生の希望を持って生きられる」という確信を持つことを基本理念の一つとしています。障害を持つ人が希望を見出せる職に就きたいと思っていた私にはぴったりの職場だと思い、この職場に決めました。 |
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これまでのキャリア |
平成30年度に支援員として入職、「光の家新生園」訓練課作業訓練係に配属され現在に至る。(2年目) |