株式会社長島養豚

1971（昭和46）年、わずか3頭の豚から創業した当社。時代は高度経済成長期真っ只中、日本における食肉の需要が増加し、それに伴い当社の出荷頭数も増加の一途をたどりました。それから40年後の2011（平成23）年、転機が訪れました。当社で育てている豚を「むさし麦豚」として商標登録したのです！それ以来、オリジナルのブランド豚の生産が加速し、現在では出荷数は年間4万2000頭に。農場も埼玉・栃木・茨城に展開し、「企業養豚」が着実に進んでいます。3頭から4万2000頭。ここまで成長を遂げたのも、「高品質・安心・安全・美味しい」豚肉を生産するために、日々努力と研究を重ねてきた賜物です。

当社のオリジナルブランド豚「むさし麦豚」に与える飼料はすべて、グループ会社（有）アグリ・グレインで生産しています。飼料に使用しているのは、食品工場から出る残り物や耕作放棄地を利用した飼料米など。本来廃棄されるモノを有効活用することで、「エコ・リサイクル」にも繋がっています。また、母豚・父豚の育成を当社で行うことで、外部から病気が入るリスクを減らしています。今後は豚の排泄物を堆肥として利用し、野菜を生産する「循環型農業」を推進し、むさし麦豚・野菜を使ったレストランを開きたいと考えています。

当社では「むさし麦豚のブランド力向上」を目指し、様々な取り組みを実施。直営店やオンラインショップを通して、当社独自でむさし麦豚の魅力を発信するのはもちろん、積極的なコラボも進めています。具体的には、「深谷市のふるさと納税の特産品に出品」「飛行機のファーストクラスで提供」「サービスエリアのレストランで提供」「デパートの催事に出展」など。そういった活動が実を結び、「第13回銘柄ポーク好感度コンテスト優秀賞を受賞」「全国ネットのテレビ番組に数多く取り上げられる」など成果が出始めています。今後も「大手食品メーカーとのコラボが決定」など、愛されるむさし麦豚を目指して精力的に活動します。